京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

ニッポン、残念・・・

6月12日 火曜日 曇りときどき晴れ?雨?

いくつか前の記事に、季節のうつろいに気をつけて・・などと書いたような気がするが、結局のところ今日の天気がどうであったのかやっぱりわからない。クリニックの半径100メートル以内から出る事のない生活である。

ニュースをつけると消費税や原発再稼働などで賑わっている。数年前の構造改革が声高に叫ばれていた時代のことをふと思い出した。地方の公共事業が日本経済のお荷物となっているという論調で、「イノシシしか走らない高速道路」などと揶揄された時代である。当時はなるほどふむふむ、という感じで納得していたような気がするが、気がつけば「地方」とされる地域に暮らしているではないか。これは他人事ではない・・。我らが京都縦貫道路は立派にたくさんの車が走ってはいるが、都会の高速道路とは比べる事はできないであろう。往復すると必ずと言っていい程road kill(かわいそうにペッチャンコになっている動物君達の事ですね)を目撃するものである。やはりイノシシだけとは言わないまでも、彼らも共に走っているのは間違いなさそうである。地方にとっては道路は生活の基盤であり、まさにライフラインそのものである。都市との輸送経路、産業誘致するための必要不可欠なインフラである。単純にそろばん計算だけで結論を出してもらっては困るなーというのが実感である。イノシシが走る道路が悪いのか、イノシシも住めないほどの町が褒められない存在なのか、よーく考えてみる必要がありそうである。相互扶助の良いバランス感覚を持つ事が非常に重要なのではないかな、なんてことを考える晩ご飯のひとときであった。

 

休日の過ごし方

6月10日 日曜日 はれ

京都水族館に行ってきました。 かつては梅小路公園といって蒸気機関車などが展示されていた場所です。昔長男が小さい頃には、お弁当を持って何度か遊びに行った場所です。蒸気機関車もさることながら南側に新幹線の通過するのが見えるので、電車好きの子供には大興奮の場所です。芝生の広場は当時の面影を残していましたが、北側には大きな水族館が建って、入場券を買う人で長蛇の列ができていました(前売り券を買っておけば良いのですね)。ちなみに近くの大宮七条には同級生の開業している医院があります。何分ぐらい並んだら切符を買う事ができるのだろうと思いながらも、ものの十分も経たぬうちに窓口にたどり着き、早速入場です(このあたり、最近のシステムはよくできていますね)。この水族館、どうやら目玉の人気者がイルカ君とオオサンショウウオ君のようでした。イルカ君は一日5回くらいのショーをするらしく案内されていましたが、生憎日曜日は混雑するようで、鑑賞するには大分前に会場の座席を確保した方が良いらしく、今日は断念しました(妻から聞いたところによると、もうすこし練習期間をおかないと、イルカ君達の熟練した技は見れないという噂だそうです)。メインの大水槽は、職員が海で捕獲してきた豊富な種類の魚たちが泳いでいました。また最終コーナーには京都の淡水でみられる魚や小さな生き物達のゾーンがあり、地味な感じではありましたが京都らしい静かで平和な雰囲気の水族館でした。ラテン系の香りの大阪海遊館とは好対照のような気もするね・・というのが我が家のみなの感想でした。が、大変満足して帰ってきました。

京都水族館

ズワイガニの水槽ではついつい、緑のタグが足についていないかなあって思ってしまうところが丹後人ですね(笑)。

医大の学生さんと再会

6月8日 金曜日 曇りときどき雨

勤務医の時代はお昼に外に出る事が無いため、いや朝から夜中まで手術室にこもっている事もあるのでその日の天気を全く知らないこともあったなあと思います。昨日の雨すごかったですねえ・・と言われても、そうだったんですかとしか返事ができずにいました。日々うつろう季節の変化は部屋の中にいてもなかなか感じる事はできません。

夜は医師会と病院の懇談会がありました。病院と診療所の連携なので病診連携なんて呼ばれています。日頃患者さんを紹介をしたりされたりしている医者同士が顔を合わせて話のできる貴重な機会です。昨年までは病院側で出席していたのですが、今年は反対側の席でした。変な感じです。地域医療を形づくる上ではお互いの診療機関同士が顔の見える存在であるということ、とても大切な事だと思います。そこに、昨年与謝の海病院に見学に来ていた学生さん達が6年生の実習の一環として再度訪れてくれているのに出会う事ができました。一度行った病院をまた選んでくれるということは教育する側にとってもこの上ない喜びです。実り多き実習となる事をお祈りします。

 

主訴は・・

6月6日 水曜日 晴れ

先日、80歳台後半の女性を初めて診察している(初診って言います)ときに言われたひとことです。

『先生、あと9年生きさせてください!!』

その後理由をいろいろと語ってくださいました。ここでは詳しくそれについては述べられないのですが、患者さんの訴え(専門用語では主訴って言います)がここまで具体的かつ単刀直入に述べられたのは初めての経験でした。思わず反射的に『わかりましたっ。』って言ってしまいましたが、研修医マニュアル的には×な反応でしたね。正解は・・『ご希望はよく理解できました。あなたの検査結果はかくかくしかじかで、この場合の◯年生存率は◯×△で、最大のアウトカムを得るには生活習慣としての云々』なーんて説明するのがよいのですが。この場合、そういう国家試験的解答は決して望まれないものでして、上記のような返しになったって言う訳ですね。日々の臨床はマニュアルにない対応を迫られる場面の連続です。正しい対応だったのかどうか、いくら経験年数を経ても自問自答する毎日です・・・。

川で遊んでいたインドの少年が呼吸困難に陥って緊急手術を受けたところ、肺から生きた魚が摘出されたそうです。執刀医は20年のキャリアで初めての経験だったとの事。そうでしょうね・・

これってペンギンですか?

6月5日 火曜日 曇り時々晴れ

今日は当院のロゴマークについてのお話を・・・(毎度うちわネタばかりですが)

名刺にも登場するキャラなのですが、内覧会の時などにもよく尋ねられたんですよね。「これってペンギンでしょう?」とか「これ何の動物なんですか?」とか、中にはこういった断言型のお言葉もちょうだいしました『このペンギンかわいいですね。』って。もうここまで来ると返す言葉を飲み込んでしまい、「そ、そうでしょう。気に入ってるんですよ」って言ってしまった事も。タイトルからもお分かりのように、彼は(彼女?)れっきとしたフクロウ君なんですよね。入札形式のインターネットサイトでデザイン公募したのですが、僕も家族も彼に一目惚れで、即決状態で決まったのでした。フクロウを選んだきっかけは・・・娘の学校での作品でした。 2960

どうですか?我が子ながらなかなかの傑作だなと思っております。僕には動物をお題にした課題で、フクロウっていう着想がなくって、我が子ながらの発想に目からウロコで意表をつかれたのを覚えています。医院のキャラクターってことで、もうこれしかないと言う事で決定した訳です。フクロウって結構不思議な動物のようでして、去年の冬の開院準備のときにはこんな本http://amzn.to/LvHtCI を読んだりして少し勉強したりしていました。

そんなことでこれからもフクロウ君(ちゃん?)を末永くよろしくお願いいたします。((2960と、その右側は52960かな・・・))

一番乗りの患者さん?

6月1日 金 晴れ時々曇り

朝、裏の扉を開けて玄関周りの掃き掃除をしようと表に出たところで、何か小さな緑色の物体が目の前を通り過ぎました。扉に目をやると、裏の田んぼでケロケロと鳴いているアマガエル君が張り付いていました。『診察時間はまだやで〜』と思いながら人差し指でつぶれないようにそっとつまんで田んぼの中に戻してやりました。つまんだ瞬間お小水をピューッと飛ばしておられましたが・・・。夜は寝床でケロケロ大合唱を聴きながら意識を失う毎日です。周辺の道で車を運転していると、特に雨の日は路面を小さな物体がぴょんぴょん飛び跳ねています。避けるのは無理だし危ないので、すまんなーと思いながらなるべく視線をそらしながら走行しています。ごめんね、カエルくんたち・・・。そして毎日心癒される大合唱をありがとね〜

ケロ

みなさまよろしくお願いいたします。

5月31日 木 晴れ

開院後約1週間経ちました。

しっかりしたスタッフの皆さんや、何よりも地域の方々のおかげで何とかやっております。

週1度の外来で、あとは入院患者さんを診察していた勤務医時代と違い、毎日外来患者さんと接する日々が続いています。外来でしか得られる事のない学びを、少しずつではありますが感じる事ができ、新鮮な毎日を送る事ができることに感謝しています。痛みや悲しみは共感者がいると緩和されるものであるというのはやはり真理だと思います・・・。

診察案内

午前中;9時〜12時 月から土曜日

午後;15時から18時 月から金曜日

プロフィール

○○大学卒業

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