10月2日 日曜日

秋晴れの休日です。運動会とか文化祭は今年は通常通りできると良いですね。ウチのひとが色々と栄養のお勉強をされており、レクチャーを受けています。素材の栄養素や特徴を活かしてかしこく食べるのが今時なんですね。10月から色々なものの値段も上がっているようで、なかなか大変な日々の暮らしでございます。今日のお題は、先日も診察することがあった疾患のネタです。「ばち指」と呼ばれる手指の診察所見があります。文字通り太鼓のばちのような外観をした指先のことを言います。こんな感じです↓

爪を含む指先を横から見ると、通常ならば爪の根元を境にしてVの字になっているはずなのですが、これが逆のVになるという感じです。指先が丸く太ったような、まさに太鼓のばち状になっている状態です。これが見られると、肺疾患・肝疾患・心臓疾患などが示唆されることになります。体の低酸素状態から来る生理的な変化を見ていると思われます。

実際にチアノーゼと呼ばれる色調不良が見られます。以上、日曜日のミニレクチャーでした〜。