7月6日 土曜日

朝はらじるらじるというアプリを聞きながらカルテ整理などしていることが多いです。たまたま耳にした広域首都圏防災センターの片田敏孝先生の講演に思わず聞き入ってしまいました。先生は自然災害からの防災を研究テーマに長年取り組み、ハザードマップの作成や津波のシミュレーションなどの業績をあげられていた方です。東北大震災の発災前から釜石市の防災教育にも携わって来られて、あの震災からほとんどの子供達が生き延びた、いわゆる釜石の奇跡と呼ばれる出来事の立役者でもあります。誰もが日頃はあまり見向きもしない、いつか来る震災というものに備えて来られた方ならではの多くの示唆に富むお話でした。子供達への教育でもっとも大事な視点は、災害への恐れから発動する行動ではなく、自然を受け入れて共生する中で、自ら生きる知恵を考える力をつけさせる事であるということを強調されていました。また、そいうことは学校で教えるものとするのではなく、地域や家庭でも日常生活の中で生かして行く必要があると述べられています。たとえば日曜日のお昼に津波警報が鳴っているとき、相変わらずお父さんは居間でお菓子を食べながらテレビを見ていて、大丈夫大丈夫と言っていたり。学校に来るお巡りさんは「横断歩道はね、右を見て、左を見て、もう一回右を見てから渡りましょう」って言っているのに、町でそれを実行しているお巡りさんや大人達を一度も見た事が無かったり。お母さんには「先生の言う事きちんと守ってるの?」って怒られるくせに、友達同士で電話しているお母さんが先生の悪口を言っていたり。子供達は日常的にこうしたアンビバレンスの中で生きているわけですね。ほとんど人格崩壊しそうなダブルバインドの雨あられです。最近学校教育に対してあれこれと注文を付けるモンスターペアレンツとか言われますが、やはりまずは我々の足元を眺めなおす必要がありそうですね。子は親の背中を見て育つ!私も明日から日曜日に子供達が勉強机に向かっている時にはごろ寝をせずに、背筋を伸ばして読書でも・・・(したいと思います)

ハザードマップ

選挙の車が騒々しい世の中です。いろいろ考えましたが、小生は強いリーダーシップをもった救世主が、白馬に跨がって登場してくれるのを待つのではなく、自ら自分のできる役回りを果たすという意識を持った一公民としてこれからも生活して行きたいと考えます、ハイ。