7月3日 金曜日

ジャーナリスト神保哲生氏翻訳の書「DOPE SICK」ベス・メイシー著がHuluでドラマ化されるらしい。早速Huluサブスクライブせんとあかん・・・。ラストベルトと評されるバージニア州の炭鉱の街の貧困層(あえて書きました)を蝕むオピオイド依存症が、いかに生まれてやがては貧困層のみならず、全体を飲み込んでいったのかという実体を世に訴えたノンフィクションです。読んでみると、政官業の癒着体質というのか、あるいは製薬企業と医師の馴れ合い体質というものが理解できる著作です。ストーリーとしても面白く読めますのでご興味のある方はぜひ手にとってみてください。最近世間で徐々に喧伝されつつある、睡眠導入剤の弊害とかにも通ずる理屈があると思います。元をたどれば、そういった問題の原因の一つは、不勉強な医師側の安易な処方ということにも行き着くと思いますので、私もより一層気をつけて日常診療をしていく必要があると感じています。それじゃ、ちょっと急いで片付けないといけないお仕事がありますので今日はこの辺で・・・。Have a nice Friday!!