京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ投稿者: tsuyopon

fostering national industries!

4月20日 月曜日 朝から雨

最近は意外な方からも小生の駄文を読んでいますと言われるので、なんとなく何か書いておかないと落ち着かないという感じがしています。朝から少し・・・

この度の感染症騒動によってみなさん大きな生活や行動の変化を強いられていると思います。残念ながら色々な有識者の予想を総合すると、早期の事態収拾は難しそうです。また今回のことで色々気付かされたこともあるかと思います。マスクに代表されるように、普段はなんでも無い品物が国外に依存しており、緊急事態になると早々に枯渇してしまうのだということ。マスクだけではありませんよね、ハウスメーカーはトイレの部材が入手できなかったり、自動車だって部品の調達に苦労していると聞いています。常々食料自給率と絡めて、安全保障上の国内調達を問題にしている学者さんたちがおられました。他方で、選択と集中という掛け声とともに、コストカットに余念のない経営者や政治家もおられました。私は今回のことで、経済的側面からみた合理化がいかに危ういのか・時には無駄と思われることも非常時には役に立つことがある(いやそのために無駄を許容しておくことが重要である)ということを悟りました。日頃は陽の当たらない(関係者の皆さんごめんなさい)文系学部やニッチな医学の分野(特定の公衆衛生とか数理統計とか)の重要性が身に沁みています。みなさんも一度、現在自分のまわりで起こっている様々な事象について、ゆっくり考えてみられてはいかがでしょうか?そして、今後の自身の行動に反映させていく必要があると思います。では!

Have nice day!

実は天然じゃなかった

4月18日 土曜日

たまたま早起きの朝にテレビをつけてみるとヴァイオリニストの葉加瀬太郎氏が音楽家志望の若者にアドバイスするプロ塾ってのをやっていました。自己主張の強すぎるアーティストだったり、ややこじんまりとしているアーティストだったり、十分個性的な学生さんたちばっかなのですけど。アーティスト受難の今の状況において興味深い番組でした。もっと良い時間帯にこういうの流してみたらどうかな〜

もいっこ、美術で・・MoMAがやってくれました。かの有名なニューヨークのメトロポリタン美術館の所蔵する絵画を一部オープンアクセスとして、自由にダウンロードして使用することができるようになるそうです。フェルメールとかゴッホとか、葛飾北斎も含まれているのだとか。個人的には「グランドジャット島の日曜日の午後」がよろしいなと・・・。もちろん自由に使用可能とは言え、作品と作者への敬意と節度・規範を持って利用しないといけないですけどね。例えば、先日zoomというオンライン会議のアプリを使用する機会があったのですけど、その背景なんかに使用されてはいかがでしょうか。

それにしても・・・初めて知ったのだけど、タローさんのあのチリチリのアフロヘアーって天然じゃなかったのですね(知らなかった!かなりうろたえてます・・)。お顔のサイズもハートも特大です。教え方が楽しくて、厳しすぎずとっても優しい感じが好感度アップ! 何度かのシリーズのようですのでまたお時間があればどうぞ。

かかった人は悪くない

4月16日 木曜日

お昼休み時間があったので、ワイドショーをまとまった時間見てみました。夜のお店で働く人物が無症候性の感染者となって、職場で濃厚接触者を作ってしまったという逸話を、変な声に変換されて(よくあるやつ)語っておられました。合間合間に挟まれるコロナウイルスの顕微鏡写真の暗い画面と相まって・・「これ四六時中見せられたら、精神的にやられてしまうわな」思いました。コロナとの戦争・・とかいう言葉にも違和感を感じている今日この頃です。今のところクラスター対策の弊害がこの国に蔓延しつつあります。感染者を叩く、感染した有名人が謝る、家族が地域に住みづらくなる・・などなど。

このウイルスはかなり狡猾に自分を複製しているようです。

https://www.nature.com/articles/s41591-020-0869-5

発症前から2−3日の間に感染力のピークを迎えているようだとの報告があります。無症状あるいはちょっと風邪?みたいな時期がもっとも周囲に感染させやすいということです。もっとも最近はこういうこともかなり周知されてきたようで、職場から念のため受診してきてくれという患者さんが増えています。色々と個別に診察検査をしますが、いかなる場合でも「コロナウイルスは無関係ですので勤務可能です・・」というお答えはできません。有症状時には基本的に自宅療養一択となります。残念ながら現状はそうなのです。はっきりとさせてこいと言われた患者さんには申し訳ないのですが、おそらく上司に報告されたら・・なんやねんそのいい加減な診断は!とかって言われてるやろな〜と悲しい気持ちで診察室に戻ります(別室で診察しますので・・有症状患者さんは)。

さあ、みなさんワイドショーのお茶の間垂れ流しはやめて、手を洗い、一時間ほど一人で散歩と畑仕事でもしながら、人と2−3メートルの距離を確保しながら、お買い物で知り合いとあっても近寄らずににっこり笑って手を振って、帰ってきてから手を洗いご飯を食べて休みましょう。マスクはあったら使いましょう(大型店舗で入荷したダンボールに人の群れが殺到している動画をみましたが、あれほんものなのかな・・・だったらバ◯みたい)。

a tone-deaf doctor

4月15日 水曜日

愚痴モードから前向きな情報発信をしていかねば、と考え改めクンになっています。・・・と思っていたところ、タイムリーなラジオを聞きました。ほぼ毎日何がしかは聴いているチキさんの番組ですが、空気読まないセンセの岩田健太郎氏がゲストの回でした(リモート出演)。最近ラジオ番組でもパーソナリティーの方はついたて越しに喋られているのですね。

https://www.tbsradio.jp/473887

リンク先の下の方に横長のオレンジバーをクリックすると視聴できると思います。わかりやすいです。岩田氏のポリシーには賛同する部分が多いです。事の良し悪しあるいは是非は党派や立場の違い、発信者の好き嫌いで判断するのではなく、あくまでもコンテンツで判断するべきであると。冷静な論評を耳にすると落ち着くな・・。

ちょっとギスギスしてる感じ

4月14日 火曜日

お腹が痛くなったら心配で、ちょっと寒気がしたら心配で、咳が3日続いたら疑って・・・それは仕方ないと思います。こんなにも恐怖の情報のシャワー浴び続けていたらね。で、要請された自粛生活は2週間目に突入して人々のイライラは蓄積していくのです。患者さんとの会話からもその苛立ちが手に取るようにわかります。そしてその矛先がともすると周囲の人に向かっていきます。最前線の医療機関からは防護具の不足が叫ばれるような状況ですから、身近にマスクが手に入るわけもなく、こんな状況が続いたらどうなっていくんだろうとなるわけですね。消毒用のアルコールすら在庫切れが約1ヶ月続いていて、挙げ句の果てには酒造会社のスピリッツが代替品として使われるようになったのだが、ものの半日でほとんどネットのショッピングを覗くと軒並み在庫切れである。まさか必要経費で酒屋さんの領収書が認められるのだろうかと一瞬頭を掠めた心配は杞憂に終わった。少しばかり愚痴ってもよろしいですか・・・? 隣国では10日間で病院一個建てたっていうお話でしたよね。1ヶ月経ってもマスクはおろか消毒用エタノールも手に入らないっての何なのだろう。多分その理由は色々とあるのでしょうけれど。イライラの矛先を隣人に向けるのはやめて、きちんとした声をあげることに力を注ぎましょう。そうでないと、お国のために自警団を組んで街を歩いて自分たち同士を取り締まっていたようないつか来た道に戻ってしまいますよ・・・・書いちゃった (^^);

しょうもない私の愚痴のお口直しは・・・コレでどーぞ ⤵️

オーガスタさんも色々お家こもりビデオクリップを公開してくださるそうな。やったね!

引きこもりグッズ

4月13日 月曜日

外出自粛で、外食もできず、飲みにも行けず、カラオケにも行けず・・・何しよ〜っていう人たちに朗報です(ただしB’z好きの方に限る・・・)。歴代ライブ映像23本youtubeで大公開だとな。 観るか!

5月末までだそうだよ〜ん。

ちょっと検索したらこんなのも・・・Mari Hamada Live

ギターが高崎晃だったりして。ちょっとBootlegものぽい感じもするけど・・十分に視聴に堪えるので、これも観よっと。やっぱりボーカリストの一押しは・・・男性一位はたまきさんで、女性一位はまりさんですね〜

趣向変えてまいります

4月12日 日曜日

時間が比較的あったので昨日はちょっと一品作ってみました。スーパーマーケットに鶏のササミのスライスが並んでいたので、買って帰ったのは良いのですが、さてどうすれば良いんだろうと・・・。おうちの料理本を引っ張り出してきて決めました、チキンナゲットです!結構簡単でしたよ。細かく刻んで、引っ張るスライサーというかミンサーにかけた後に、ジップロックに入れます。片栗粉、塩コショウ、マヨネーズを入れて(私はちょっとアレンジしてニンニクとピーナッツの粉と唐辛子を少し加えてみましたが)、グチグチと潰します。丸めてフライパンに並べた後、オイルを半分が浸るくらいまで入れて炒める感覚で揚げれば終わりです。ちびっこも喜びそうですし、お父さんにも比較的ヘルシーなササミ肉なのでおすすめかと思います。では!

あ、写真とるの忘れました。

pls stop bashing…and be generous.

4月11日 土曜日

話題の週刊誌を3週連続で購入しています。興味のある記事が一つでもあれば雑誌は買うという主義です。署名入りの記事リスペクトなので・・・応援する意味も込めています。自分に似つかわしいとは決して思えないGQとかもかなり買っています。やっぱり、頭の中の半分以上は感染症のことが占めています。それはお仕事と直結しているので仕方ないのですよね。当初成功しているように思えたクラスター封じ込め作戦も、東京の状況を見るとまた違ったアプローチが必要なフェーズに入っているようです・・・というか、入って久しいのでしょう。しかしながら、感染者が1名とか2名とかという地域にとっては相変わらず濃厚接触者の追求が重要視されています。それはそれで重要なことだとは思うのですが、間違っても犯人探しの様相にならないように配慮が必要だと思います。クラスター追跡は、その人を特定して、感染に至ったことを糾弾するためではなく、それ以降の感染者を作らないということが目的なのですから。何と言っても新型ウイルスの詳細はまだ謎に包まれている部分が多いのですから。つい2ヶ月前のニュースを思い出して見るとよくわかると思います。小生も自戒を込めて申し上げますが、当初はインフルエンザとさして変わることがないのではと思われていたわけですよね。それが徐々に変わってきて、今ではWHOで働く専門家にして、過去の事例を考えても最悪のパンデミックであるとさえ言わしめているのですから。感染が判明した人の過去の行動を叩いたところで、利するところはあまりないと思います。

ぼんさんがへをこいた・・

4月10日 金曜日

ニューヨークの知事の会見を見ていると、どうやらロックダウン効果が現れているようだということがわかりました。ウイルスは自分で移動することができず、自分だけでは生き延びることや複製していくことができないので、感染対象がいなくなればそれで終わりということです。要するに感染の対象となる人間同士が移動して接触しなくなれば流行は収束するということですね。よく考えるとシンプルな理屈です。要は、どれだけそれを徹底してできるのかということです。3週間、十分な食料とお金をあげるので家にこもってください。理由なく外に出たら罰則を適用します、という強硬手段にでた最たる国がお隣ですね。そこそこ強気な態度がニューヨークなどの欧米の都市です。我が国はどうするのか問われています。

国民みんなで・・「ぼんさんがへをこいた〜」っていうことですね、標準語では「ダルマさんが転んだ」でしょうか。関東では「インディアンのふんどし」とか「寿がきやの焼うどん」っていうのもあるそうです(Wikipedia調べ)。

臨界点のような印象です

4月8日 水曜日

暖かくなってきましたが、今日は風が強かったです。いずれはと思っていましたが、昨日の夜に管内での感染者が発生したと報じられたようです。また、首都圏の医療がより一層切迫感のある状態であると感じています。今後はそこから溢れてくるように、地方でもパラパラと散発的に患者の発生がみられていくことと予想しています。先日発せられた宣言と同等のことを国内すべてに適応して考えていく必要があると思っています。昨日までは地域地域でのグラデーションを持って対応すべきと書いておりましたが、考えを改めつつあります。ただ個人個人の対応や心構えは特に以前と変わるわけではありません。人混みを避けて、手指洗浄をしっかりと行うことが重要です。風に漂っているウイルスに感染するわけではありませんので、屋外での畑仕事や単独でのウォーキングは行っても問題ないと思います。ご身内に、流行地域である他の自治体から戻って来られた方がおられましたら、十分に体調をチェックしながら、1−2週間は極力公共の場から遠ざかる生活をしていただくようにお勧めください。今後は時々刻々と状況が変わると思いますので、あまり軽々しくは情報発信がしにくくなるのかもしれません。

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