京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

three days in a row…

12月17日 木曜日

アメリカではワクチン接種が開始されたようですね。現地で働く日本人医師たちがツイートしていました。万人単位で発生している感染者数に影響が出てくるのはもう少し先でしょうけれど、注視していきましょうか。

さてこれからまたまたアレです。朝の天気予報ではマサキさんが東北の街中の映像をみて、「本来雪の地方の信号は縦型になっているのに、横向きの街にこれだけ積雪があるというのはやはり尋常ではないと思います」と仰っていました。名探偵コナンなみの推察力だな〜とか思いました。知っている人にはそうでもない当たり前のことなのかもしれませんが・・・

じゃ運動してきます。みなさんも暖かく1日をお過ごしください!

きょうも積もってる

12月16日 水曜日

朝起きて外を見るのが怖かったですけど、想像よりもややましでした。今日はこれからアレをしなくてはなりません。すでの昨日の準備運動で身体中がバキバキと音を立てていますが。

先日イギリスのスパイ小説作家のジョン・ル・カレ氏の訃報が報じられていました。「寒い国から来たスパイ」が彼の著作を読んだ一番はじめの作品です。冷戦下での諜報活動を題材にした物語です。他にも読んでみるとけっこう難しい設定だったりするのもあるのですが、これはとってもオススメです。先月書店に行った時には、新作が面陳されていたように思いましたので、報道を聞いて、えっ?て思いました。ご冥福をお祈りいたします。

それでは・・・ちょっとやってきます。皆さんも良い1日をおすごしください!

finally…

12月15日 火曜日

あしたはもっと恐ろしい1日になりそうですけど、今日はシーズンインの肩慣らしにちょうど良い感じの朝でした(かなり無理してます)

伝家の宝刀「井戸水」を整備してきたのですが、ポンプのフィルターの目詰まりにより、今のところの水量では雪かきが水遊びになってしまいまして、湿雪度が高まりより強度を強めた筋トレになってしまっています。なかなかですわ・・・。重いのをずらしながらの除雪作業になりますので、ちょっとした障害物でつまずいて前につんのめってしまってスコップの棒が腹に食い込んでしまったり(慣性の法則ですね)、一定のスピードで除雪しないと一旦停止するとまた動き始めるのに力が必要ですし(滑り摩擦→最大静止摩擦に逆戻り)、水分たくさん含んでいますので凍結予防に塩カルをまいておかないといけないです(凝固点降下ですね)。・・・ということで、物理と化学のお勉強をしながら筋トレをしてみたいという屈強な高校生諸君のご参加をお待ちしております!   楽しいよ (^^)

チェスの物語

12月14日 月曜日

だるまの並ぶ1週間の始まりです。このところ新型コロナウイルス関連が世のニュースを席巻していますが、H5型という鳥インフルエンザの報道も見られており、すこし不気味な様相です。インフルエンザウイルスは鳥やヒト、豚などに感染し宿主の中で変異を起こし感染力を強くしていくと言われています。養鶏などの鳥を扱う施設に対して情報提供と対策強化を行なっていく必要がありそうです。不穏な年末年始を迎えることになりましたが、めげることなくできることをしながら過ごしましょうか・・・。

昨日はお勉強をすると宣言していましたが、いよいよエンディングを迎えていたネットフリックスのチェスの物語をおしまいまで鑑賞していました。タイトルは「クイーンズギャンビット」という物語です。チェスを題材にした物語と聞くと、チェスのルールとかを知らなかったら楽しめないのでは?と思われるかもしれませんが、私はチェスのことを全く知らないのですけど、一旦見始めるとたちまち独特の世界に惹きつけられてしまいました。たしかにチェスのことを理解していればいるほど楽しめるのだろうとは思いますが。7話完結でほどよい長さですし、終わり方を見るとおそらくシーズン化はされないような気もするので、さほど中毒にはならず・・・。年末年始のお休み期間に楽しむのにちょうど良いのではないかと思います!!

それでは、明日の?来るべき肉体労働(そうです、アレのことですね・・)に備えて食事と休養を十分にとって体力温存して乗り切りましょう!

IDATENセミナーな一日

12月13日 日曜日

13日の日曜日です・・・❓

感染症は何もCOVID-19だけではありません。季節性のかぜとか、膀胱炎などの尿路感染症、肺炎、傷口からの感染、胃腸炎など様々な感染症があります。私たち開業医も日々診断している疾患の2-3割は感染症なのかもしれません。体感的には半分以上が感染性疾患という実感もあります(特に冬場は)。注いでいる労力は現在ほぼ8割がた感染症対策になっています。これはコロナのせいかもしれません。今日は朝からIDATENという感染症研究会の開催しているセミナーのオンデマンドを視聴しています。たくさんのプログラムがありますので、自分に有用なものをピックアップしてお勉強するつもりです。肺炎とか重症の尿路感染症などは入院で治療するべき疾患なのですが、私たちの扱う対象疾患はそこに至るまでのものであったり、入院を要する患者さんの入り口の診断ということがメインとなります。感染症成立には、病原体、感染経路、宿主の状態の三要素が重要となります。まず、病気を引き起こしているのはどういう微生物なのか?それによって使用する薬剤が決まります。もちろん使用するべきなのかどうかを吟味することもはじめの一歩としては大事なことです。その後は患者さんの状態に応じて、治療場所(入院が必要かどうか)と、療養指導などについての検討を行います。入院患者さんと外来患者さんの治療上の大きな違いは、外来患者さんは診察のわずかな時間を終えると、あとは経過が次の診察までわからないということになります。そのため、何も言わなければ、次の外来まで発熱記録はおろか、お薬もどの程度服用されているのかいないのか?食事はきちんと摂れているのか?休養や睡眠は十分なのか?それらのことがブラックボックスになってしまうのですね。ですから、診断→治療方針・薬剤選択→次の診療までの療養期間→その間の生活指導などができてはじめて一人前の開業医のお仕事が成立となります。これを時間との戦いでやらねばならないですし、療養方法などの指導に際しても、その方の生活環境、社会的制約、家族構成、患者さんの性格や特性、経済的状況などを考慮に入れなくてはなりませんのでなかなか言うは易し行うは・・・です。ふう。

問いかけ一つで

12月12日 土曜日

日本語というか、言葉というのは難しいですね。例えば、ご苦労様と声掛けするのはときとして失礼に当たると聞いたことがあります。本来は目上の人からかけられるいたわりの言葉であったのだとか。話のさわり・確信犯・情けは人の為ならず・役不足である・・・などなどもともとの意味と現在受け取られている意味合いが異なるものは結構あるようです。最近の会話では「やばい」も、従来なら否定的な文脈で用いられたと思いますが、いつの間にかすごいとか肯定的な意味として使われることが多いようです。先日ライターの武田砂鉄さんがラジオ番組で、芸人のAマッソというコンビの加納さんという方が語られていたことで、自身の心にずっと残っている言葉、というエピソードを話されていました。ある人に過去の物事について何かを尋ねる時に『○○を覚えていますか?』と問うと、多くの方は下を向いて考えこむのだが、『○○を思い出すことができますか?』と聞くと、上を向いて考えるのだそうです。私の仕事も、大半の時間を患者さんに問いかけることで占められています。問診という作業です。時にはこれだけで9割がた問題が解決することもあるとさえ言われています。何かについて覚えていますか?と聞かれることを想像すると、確かに自分の能力が試されているとか、追及されているという圧迫感を感じると思います。それに対して思い出すことができますか?なら、前向き作業をすることになりますね。なるほどな~・・・言葉って大事ですね。何気なく言ってしまっていることにも細心の注意を払わねば!

それでは来週は寒波到来の予測です。みなさん体調を整えて良い週末をお過ごしください!

柿の実

12月11日 金曜日

来週から予想最高気温一桁が並んでいるようです。タイヤ交換はもう済まされたでしょうか?かくいう私はいつもGSの方にお願いしているので偉そうなことは言えませんが・・・。今年は柿が豊作のようで、血糖コントロールの必要な方に「柿ですか・・・?」と問うとほぼ当社比100%で大笑いしながら「そうなんですよ〜、1日〇個ぐらい食べてしまって」という会話になります。丸の部分に入る数字は各々でいろいろと異なります。「あかんと思うんですけど、ついつい目の前にあると・・とか、貰ったものは食べないと勿体無いし申し訳ないので」とのことですが、おっしゃることはよくわかるなと思います。血糖コントロールとか体重コントロールってそういうこととの葛藤なのですね。食べたらそれをどこかで引き算するという気持ちが大事だと思います。それでトントンですが、余計に数値を下げようと思うとどこかでマイナスを作らないといけないですからね、ちょっとこれは難しいです。家計簿と違って負債を作ってなんぼの世界、家計簿でマイナス作るのは全然難しくないのに・・・。1−2ヶ月前から町内を車で走っていると、たくさん実をつけている柿の木が目に入ってきます。真っ赤に色づいた実は胃袋に入れるかさもなければゴミ袋に入るか、放っておくとクマさん達が出没することのようですので・・・「あの柿の木、だれかもう切ってなくしてほしいわ」と仰っていたのも結構本心なのかもしれないな、と診察後に想像しておりましたが如何なものでしょうかね?

では、来るべき雪に備えてちょっと体力温存しておきましょうか、みなさんお元気でお過ごしください。

447万通りのパタン

12月10日 木曜日

ホームページのサイトにログインするときにロボットでないことを4文字の読み取り入力で対応するシステムになっています。グニャグニャしたひらがなで4文字が書かれている絵が表示され、それをキーボードで入力してログインをするというものです。PCは賢いので、過去の履歴をそこに仮表示してくれるのですが、たまには合致するのがないかな〜とみるのですけど一度たりともないのですね。いつもそんなもんかな・・・とスルーしていたのですが、ちょっと計算してみると、ひらがな濁音抜きだとしても4個連ねるとしたら、46文字の4乗ですから447万7456通りあるわけです。普通に考えて同じパターンが出て来るはずはないですよね。一年通じて毎日欠かさずHPを開いたとして365で除すると、1200年以上分になります(私の計算間違ってません?)。これ、死ぬまで同じものに巡り会えないわ・・・。

さて、最近学んでいる(というほど腰を据えているわけではなく、時間の合間に斜め読みしている程度ですが)「医師にとってのアンガーマネジメント」の話題を少し。怒りの感情への対処方法ということです。医師であるかに限らず、日常生活思い返してもよくいるじゃないですか、何か少し自分の意向に反することがあったときに烈火のごとく怒り出す人。怒ることで何か物事が前向きに進むかと言われると、決してそうではなくて停滞することしかないのですが、怒ることで溜飲を下げ、少しだけ自己満足できる・・という効果(?)しかないですね。診療の場面でも、怒りたくなることは少なくないと多くの医師が感じていると思います。そんな場面でどのように自分の感情をコントロールするのか・・ということはとても大事なことなのです。尊敬できる先生にこの話題を振ると、みなさん堰を切るようにして色々な体験談とか、自分なりの対処方法を教えてくださいます。私からみると非常に温厚篤実な方でも、電子カルテの脇に自分の気持ちを鎮めるための諫言というか戒めの言葉を書いて貼り付けていますということを仰います。こういう学びの必要性も”若い頃”にはほとんど気づくことすらなく過ぎてしまっています。まさに「馬齢を重ねてしまった」私のせめてものこれからのお勉強のテーマです。

さてと、今日も1日平静の心を忘れずに、お仕事頑張ることにしましょうか。みなさま良い一日をお過ごしください!!

転売イヤー

12月9日 水曜日

来週以降はかなり気温が低くなるという予想が続いています。先日復活したミロについて書いたと思うのですが、早速ネットのニュースでは商品が転売されて品薄になっているという記事が出ていました。売れるらしい→買い占める→高い値段で売るという単純な横流しの発想です。ビジネスと呼ぶのも憚られる感じではないでしょうか。オンラインショッピングを見てみると確かに高い値段でたくさん出品されていました。奥さん曰く「ミロでしか牛乳飲めないこどもさんたち買えなくなったらかわいそうやね」なるほどな・・・。

テックのおはなし

12月8日 火曜日

よく聴いているラジオ番組で最近続けてテクノロジーに関連する話題がありました。一つははニュースでも大きく取り上げられていたはやぶさと、人間工学分野で活躍されている玉城絵美先生の研究です。二つとも小中学校の授業などで取り上げれば子供達の興味が湧くだろうなと思いました。テクノロジーの進歩は医療の分野にも今後縁の深いものとなっていくと思います。福祉の分野でも、介護ロボットとか、サービス提供のための応用に期待が広がっています。工学というと一見ヒトの心と無縁のように思われるかもしれませんが(少なくとも高校生の頃の私はそう思っていました。今となっては大きな間違いですが・・・)、実は認知、感覚、予測など脳活動と密接なつながりがあり、相互的に補完される研究分野のようです。診療の分野でもスナップショット・ダイアグノシスという言葉があります。パッと見ただけで瞬間的に診断するということです。もちろん視覚情報だけではなく、いくつかの病歴と合わせて判断します。別に速さを競うためにそういう概念があるわけではありません。診断に至るまでの情報が少なくてもそれなりの理路があれば正しい回答に至ることができるということです。例えば俗にヘルペスと呼ばれる皮膚疾患があります。神経痛を起こすウイルス感染症に起因する病気です。3日前から突然左側の胸が痛くなり、昨日からポツポツと皮膚に湿疹が出来てきました・・・と問診票に書いてあればそれだけで、事前確率はかなり高くなります。そこに患者さんが現れて患部をパッとみせてもらうとそれでほぼ100%の診断です。もちろん臨床医療には色々なバリエーションがありますので、迅速キットで皮膚を検査したくなる症例や、翌日もう一度来てもらう必要のある患者さんもあります。話がやや逸れてしまいました。AIとかテクノロジーを人間工学的に応用していくというのは、そのような瞬間的に処理されている脳活動をコンピュータに代理させるという作業に他ならないのだということですね。24時間寝てる時間以外は視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚(これはほとんど臨床医学では使用しないですね)をフルに動員して、瞬間的にそれを処理して、認知、予測、行動へと繋いでいるわけです。なんかすごいですね。こういうの自宅学習でタブレットとかインターネットとかを使って勉強できれば子供さん達のオンライン学習も楽しくなるのではないかと思いました。玉城先生の取り組んでおられる「HCI : Human computer interaction」とかpossessed handの紹介記事など、読んだり観たりするととても面白いです!

今日は・・・診察の裏番組で(!)、日本免疫学会学術集会が執り行われています。Keynote remarksはあの!Drファウチですし(たぶんオンラインならではの人選?)、シンポジウムではエール大の岩崎先生やら、ラホーヤ研究所のDr. Setteとかがシンポジストに名を連ねています。これは必聴と思って早速登録しました。当然当院は普段通りの営業ですので、おそらくオンデマンドもアップされるであろうことを期待しています。は〜楽しみだ(^^)

ってことで・・・あしたは今読み進めている二冊についてあるいはどちらか・・書いてみようかなと思っていますけど(たぶんそうはならないかな)。多くの先生方のアンソロジーてきなやつ「医師のためのアンガーマネジメント」とコラムニスト酒井順子さんの近刊「ガラスの50代」でーす。それではまた明日!んばつつ・・・(サザエさん風に読んでください)

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