京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

予防接種についての続報

9月15日 火曜日

今日も朝はひんやり

さて、さっそく本題に入りましょう。今年のインフルエンザ予防接種の動向についてです。先週厚生労働省発信の情報がニュースで流れていたようです。65歳以上の定期接種対象者については10月1日から行い、それ以外の方は10月26日以降までお待ちくださいという内容でした。今の所それ以外の公式な情報発信は地元自治体からはありません。65歳以上を対象とする接種については、おそらく10月1日を基準として、最短の月曜日である5日から開始とかその辺りに落ち着くのではないかと予測しています。当院の接種開始日程も10月中旬と記載しておりますが、今後の自治体の公表に沿って開始する予定です。お知らせでもお伝えしておりますように今年は定期接種以外の方には事前予約をお願いしています。10月1日をめどに予約開始とさせていただく予定です。お手間とご不便をおかけしますが、薬剤確保のために必要な措置と考えております。ご了承ください。

秋が来てる

9月14日 月曜日

朝ウチを出るときの体感気温をいつも気にしているのですが、今日はヒンヤリでした。きっと10度台の半ばくらいの気温だったのではないかと思います。ヒートアイランド現象のある都会ではまだまだ蒸し暑いのかもしれませんが、この辺りはそろそろと秋が来ていますね。周りの田んぼも半分以上収穫が終わっています。まだ数日しか経っていないのに稲の切り株からは青い葉っぱが数センチ伸びていますけど。そろそろ連休があったよーな気がするけど・・と思って昨日眺めていたカレンダーによると来週前半のようです。あと1週間頑張らないと。

最近は外来診療の型についてお勉強しています。「同じ主訴には同じアプローチで」というのがスローガンです。外来診療の診断の決めてという統計的なデータがあるのですが、なんと6−7割は問診なんですね。まあそれはさほど実感とかけ離れた感じはないのですが(時には問診票を読むだけで診断99%してしまっていることもあります)。内科・外科・整形外科その他もろもろのご相談をお聞きするので、幅広くなるべく深く知識をつけておかないといけないです。まだまだ道半ばですけど・・・もう少し座学の時間を多めに取らないといけないなと思っているのですが、ついつい関係ない書物を手にとってしまい、気付くと→ zzzzzz…… あかんやん

how to become creative?

9月13日 日曜日

早朝から大坂選手の試合速報にくぎ付け・・・1セット目を2ブレークダウンで失い、あかんか・・・と思わされたのですが。やはりテニスはそのまま終わらないスポーツですね。2セット目は6-3で大坂選手が奪い返している⇐イマココ

さて、たまたま拾ったツイッターでの動画です。泣く子もだまるノーベル賞受賞者であるDr.利根川のスピーチです。はじめの一言でノーベル賞受賞者が”I dont feel I am a very creative scientist” 自分はさほど創造的な科学者ではないと思いますというメガトン級のジョークをぶちかましておられます。3つの条件のうちの最後のが秀逸なお言葉ですよね。

「少なくとも二つの異なる分野の、普段交わりのない立場からの知見を組み合わせて考えること」

コロナ禍の中で異なる分野の交わりが薄れてしまう心配をついついしてしまいました。他者との対話、異なる意見に耳を傾けることの重要性でしょうか。利根川先生素敵すぎる・・・

“If you force me to…”という言い回しとかも、なんかウィットに富んだ感じですきだな~

試合のほうは・・・ファイナルセット3-1でなおみ選手リード!!キター

日曜日の朝からちょっとホクホク(^^)

法学部の二人と京都と二人のオカザキ

9月12日 土曜日

カリフォルニアの山火事がサンフランシスコを火星のようにしているとのニュースを見ました。そもそも山火事がたくさん発生する背景には気候変動の問題があるのではないかというのが専らの解説のようです。トロピカルストームが発生して、それまでの熱波で乾燥していた山林に落雷がきて火事が発生するのだとか。映像をみると真っ赤に染まる早朝のサンフランシスコの空が写されています。そういえば昨日は9.11でした。以前にも書いたことがありますが、その時私はちょうど京都のとある病院の当直室で束の間の休息をとっておりました。机の上には当時大学院で携わっていた研究の成果をまとめるべく論文のドラフトとかその資料が積まれていました。傍らでつけていたTVに映されていたNHKのニュースの速報の最中に、2機目の突入が起こったように記憶しています。その後は一晩中、のちにテッシーの愛称で呼ばれたあの方がずっと解説しておられたのを覚えています。ビルが真下に崩れ落ちていくシーンが衝撃的でした。当然論文は手つかずでそのまま一日を過ごしたのですけど。来年でもう20年が経つのですね。その後いろいろなことがあったこの20年間でした。

法学部の二人と二人のオカザキってのはですね・・・平野啓一郎さんと岡崎琢磨さんの著書を読んでいたのですが、お二人ともプロフィールを読むと京大法学部卒と書いてあるのです。岡崎琢磨さんの作品は「タレーランの事件簿シリーズ」が有名だと思います。シリーズの文庫本の表紙がラノベ風でずっと気になっていたのですけど、最近ようやく手にしてみました。この間読んだ短編がとても面白かったので。それから最近、岡崎体育さんの音楽とかをよく聴いていたので、京都の岡崎つながりで、法学部と京都と二人のオカザキか・・・と思ったものでついついタイトルに書いてしまいました。ただそれだけなんどす。

 

揺らぐ?くれでぃびりてぃ

9月11日 金曜日

昨日は話題になっている口座の不正出金問題について詳しく解説を聴きました。今回の事案は件の口座に関わりのない人でも関連する銀行にアカウントを持つ人であれば誰でも被害に遭う可能性があるという話です。調べてみると・・わたしたちの街の銀行も”今回の件で云々”ってHPに書いてあったので早速私も口座チェックを行うことにしました。銀行の窓口に人がたくさん並んでいました・・みたいなことを述べておられるのも見ましたけど、まあ銀行の方もすぐに対策はされているようですし、過去の履歴で不正がわかればその時点できちんとした対応をしてくれると思いますので、駆けつけ騒ぎにする必要性は全くありませんけどね。最近はキャッシュレス決済がすすみ、それに加えてみなさんもポイントカードなどの登録も色々と複数個されているのではないかと思います。個人情報はおろか、口座番号などの管理も含めて注意が必要となりますね。口座番号と暗証番号に加えてキャッシュカードがあれば3つのハードルになるのですが、今回の事案は口座番号と暗証番号の二つをクリアすれば他のチェック機構を働かせなくてもよかったということが問題であったようです。リバースブルートフォース攻撃って初めて聞きました。自分が仮に誰かの銀行の番号を聞いて知ったとします(普通色々な場面で自分の口座番号を教えることありますよね)。その後、悪事を企む人が、例えばネットバンキングでその番号に適当な暗証番号を当てて不正をはたらこうとしたと仮定しましょう。通常ある一定回数エラーを生ずるとそのログイン画面は一定時間ロックされますので、そう簡単には口座破りできないわけです。これはみんな知ってることかなと思います。リバースブルートフォース方式というのは、そのアプローチと逆になります。すなわち、たくさんの口座番号と名義人の組み合わせを入手した悪い人がそのリストを作って、一方でありそうな番号の組み合わせのリストを作成します。そこで銀行のサイトにアクセスして、今度はパスワードだけを固定しておいて、そこに次から次へと口座番号と名義人を当てはめてヒットさせていくわけです。これだと回数制限のロックは何の意味も成さなくなりますので多くのリストを当てはまれば当てはめるほど、どれかがヒットする可能性が出てくることになります。うわ〜・・・やろうと思えば何だってできる!っていう学校の先生の教え・・・ほんまやね。こういう悪いことはコンピュータにプログラムしてロボットにさせてしまうと、罪悪感も薄れてしまいますから、むしろ達成感すら感じてしまうのかもしれません・・。最近ログイン画面にでてくるあのパズルみたいなやつって面倒臭いけど大事なステップだったのね。誰かが、「今は1ピースだけのパズルが多いけど、そのうち32ピースとか出てくるんだろうな」って呟いてたのをみてかなり笑ってしまいましたが、現実になるのかもしれませんね。現金と商品の直接手渡し交換から、キャッシュレス決済の間に横たわるわたしたちの課題を再認識した1日でした。さてと・・今日は金曜日ですよ TGIF!

便利は長続きしない?

9月10日 木曜日

新型コロナの影響で最近は会議とか学会が軒並みオンラインで開かれるようになっています。開業医にとっては、学会のために休診をして出かけて参加するという形態が取りにくいので、オンライン開催はむしろ大歓迎です。会期終了後のオンデマンド配信だって非常に便利です。いっそのことこれが定着してくれないかなとさえ思います。会議もそうですね。診療の合間に車を飛ばして参加して、またギリギリになって戻ってきて・・みたいなことがなくなれば何と素晴らしいのでしょうか。学会とか薬品のお披露目会などがオンラインになると、打撃を被るのは会場施設ということになるので、コロナが収束してもこのシステムが定着するとは思えないですけどね。9月末には京都府医師会の主催する学会が開かれるようです。個別の演題発表も見てみようと思いますが、メインシンポジウムのゲノム医療と遺伝医療のセッションがとても楽しみです。医療倫理を含めたお勉強をしようと思っています。

ワクチン開発の臨床試験に副反応で一時中断というニュースが流れています。政治家が非常に前のめりになって支援していくのはわかるのですが、やはり新しい薬剤の開発は公正中立で圧力のない状況下でなされることが大切ですね。日本でもあれだけ慎重だったワクチン行政なのに、コロナになると一斉に推進論一辺倒なのは、何となく「君らな〜・・・」と思ってしまうのでした。

気をつけよう

9月9日 水曜日

ニュースで流れてきました不幸な事故です。4歳の子供さんがぶどうを喉に詰めたという出来事です。ぶどうが危険であるというのは兼ねてから指摘されていたとは思うのですが、まだまだ徹底的に十分に周知されているとは言い難いですね。一口ゼリーが危険であるというのは一時盛んに喧伝されましたので、みなさんある程度ご存知かと思います。過去の統計・報告を見るとお菓子や果実が件数が多いようです。ゼリーとか団子、りんごやぶどうなどが上位になっています。大きめのぶどうや、一口サイズのトマトなどを食卓に出すとき、お弁当に入れるときには半分に切っておいた方が良いようですね。子供さんやご高齢の方の場合には特に注意が必要です!

消費者庁のサイトってあまり見たことがないのですが、色々と有益な情報が盛り込まれているようです。おヒマなときにご覧ください👉https://www.caa.go.jp/ トップページに並んでいるキーワードも見てみると面白いです。食品ロスをクリックするとこんな大賞が催されていたりします。👇

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/efforts/assets/food_loss_chirashi.pdf

ふむふむなるほど〜ドギーバッグ普及委員会ってのがあるんだな・・・。ドギーバッグってのはですね、レストランで食べ残した食品を入れてもらうコンテナーのようなものの呼称です。あ・・コンテナーってこんなやつのことですよ

コレジャナイ・・・

日本のレストランで、「じゃ、残りは持ち帰りでお願いします」って言ったとしたらどうでしょう?多分店員さんは⁇になるのではないでしょうかね。もう10年以上前になりますが、私たち家族がアメリカに住んでいた頃にはすでに普通に持ち帰る文化だったのですけどね。

 

ところで・・・昨日の夜の時間は最近好きなオーストラリアのドラマをネットフリックスでみました。強い意思と正義感をもつ女性ジャーナリストが国家レベルの情報統制と戦いながら闇を暴いていくというストーリーです。その手のことをネタにした作品はたくさんありますが、ジェンダーの問題とかパワハラの問題などがエッセンスとして散りばめられていたり、中国とアメリカがキープレイヤーとして出てくることなどが今どきの脚本だなという感じです。ジャーナリズムとは、時の権力におもねることなく、世の中に真実を明らかにして知らしめることだと思うのですが、ともすると最近は「そうはいっても、国の舵取りをするためには色々とあるんだし、清濁合わせのんで・・・」というフレーズで締めくくられがちです。忘れそうになる真理をちょっと思い出させてくれる快作でした。次はシーズン2に・・・(いそがしいゾ・・・)。

因果と相関

9月8日 火曜日

BCGワクチンの接種歴がコロナウイルスを予防するのではないかという仮説を聞かれたことがあるでしょうか。ある自治体ではすでに大人のBCG接種希望者が多数あって、子供に必要なワクチンが不足しているのだとかいう報道もあります。最近出された論文ではそれをある意味肯定する論調の物もあったらしく(正確には重症呼吸器症状に対する緩和効果であり、コロナウイルス感染そのものへの予防に対するエビデンスではないようですが)、再び注目されているようです。日本株への有効性がぼやけているというような問題もあるようですが、この議論の決着はもう少し先にならないと確定はできないようです。一方で・・こういう時期に、私たちがよく知っておかないといけないのは、相関関係と因果関係の違いということでしょう。相関関係というのは、Aが増えるとBも増えている、あるいはその逆でAが減るとBも減る、もしくは、Aが増えるとBが減る(この場合は負の相関関係と言います)のような現象を表す言葉です。一方で因果関係というのは、Aが増えることが理由で、その結果Bが増える、あるいは減るという二つの事柄が原因と結果でつながっていることを示す言葉です。もう少しわかりやすく言うと、前者はたまたまそうなっているだけかもしれないけれど、後者はたまたまではなく、二つの事象が原因と結果として結びついている関係ということになります。メディアで時々これがはっきりと伝えられないままに取り上げられていることがありますので注意が必要ですね。かき氷がたくさん売れる日には、水難事故が増えるということがわかったとしましょう。ふ〜ん、じゃあうちの子供にはかき氷を買うのをやめよう!って考える人はほとんどいないと思います。その二つの事柄の間には、その日は気温が高かったので・・・という共通の因子が存在していることは想像に難くないわけです(これを交絡因子と呼びます)。実際には交絡因子が一見無関係な二つの事象を背後で結びつける役割をしているというわけです。これを食べると血圧が・・・とか、血糖値が・・・というのも単に誇大な表現という場合もよく見かけますので騙されないようにしたいものです。

昨日の夜は台風がすぎたらしいのになぜか風が強かったです・・。他にも香港で12歳の少女が取り押さえられているニュースとか、カリフォルニアで摂氏49度を記録したとか、むちゃくちゃ気になる報道もあったのですが、今日は時間切れということで・・・みなさん穏やかで良い1日をお過ごしください!

偶然に出会う

9月7日 月曜日

昨日の夜は風が強かったのだろうか・・・まだ早朝でニュースも見ていないので台風の被害もよくわからない。大したことがなければよいのだが・・。さて、最近知人に面白かった小説を勧めてみた。面白かった映画とかドラマとか小説とかを教えてもらうのは大好きなのだが、ヒトにお勧めするのはあまり得意ではない。というか、あまりしないようにしている。自分の感性があまり信じられないのと、自分が面白いと思うものが他人も面白いと思うとは限らないからだ。ましてや読書とか映画とかって一定の時間を要するものだから、おすすめ作品がその人にとって駄作だったら・・と思うとなかなかその気にはならないのだ。私のソムリエは常にうちの奥さんなのだが、それは自信をもって他人にも勧めてみることがある。彼女の眼は確かナノダ・・・まるでNYタイムズの伝説の書評家ミチコカクタニ氏のごとく・・・!?

ところで、みなさん本を買うのってどうしてますか?最近は電子ブックなども普及しているので、これ欲しいと思うとすぐに読めたりしますよね。ネットを見ていると「あなたへのおすすめ」とかも出てきますので、作品を選ぶのにも苦労しなかったり。私は圧倒的に本屋さんで長居する派です。最近でこそなかなか本屋さんに行けないので、e honというシステムを利用して購入したりしていますが。昨日の夜はたまたまうちにおいてあった新刊ニュースという小冊子を手に取って、連載されている掌編小説というのを読んでみました。感想ですか・・・?めっちゃ面白かったです。短編なので5分くらいで読めるのですが。岡崎琢磨さんという作家の作品でした。これは今度誰かに勧めてみよーっと(^^)偶然の出会いはなかなかに貴重ですね~

路面電車

9月6日 日曜日

台風の影響が気になります。九州方面の方々は十分な注意をする必要があるという予報です。大きな災害が発生しないことを祈ります。さて、ふと思い出したのですが、私の大学院生時代、先輩の先生と飲みに行ったときに京都市内を走る路面電車を復活させるべきである!と熱っぽく語っておられたことがありました。いまでも叡電とか嵐電とか一部路面を走るものが残っています。広島を訪ねた際には3両編成くらいのものが市内を走っていました。市内の交通混雑などの問題もあって廃止されたのだと思いますが、現在も四条通などは車線縮小などの工夫をしていたり問題の解決には至っていないようです(よう知らんけど・・・)。車と歩行者の共存って意外と難しいのですね。実現の可否はさておき、路面をはしるレトロな路面電車って、いまでも動画を見てみるとなかなか趣があって良いものだなと思います、たしかに。人口減少社会ですので車の通行量はさほど増加しないのかもしれませんが、一方で物流はコロナの影響もあって今後もより盛んになるでしょうから、引き続き私たちの大きな課題であり続けるのだと思います。電車つながりなのですけど・・・「銚子電鉄」がユニークです。社いわく経営が非常にマズいので・・「まずい棒」を売り出したり、かつて話題になった「ぬれ煎餅」とか、挙句の果てには線路の上の石を缶詰にしてしまったり。最近は映画も制作されるようです。一度HPをご覧になってください。結構楽しめますよ

 

 

 

っていうことで、こんな動画を見ながら今日は作ってみました。今が旬の・・・パンケーキ!

小生・・地元の高校を卒業し、家業は代々の医業ではなく、たたき上げで医学部を卒業し医師になりました。これまで派閥はつくらず、教授になる道を追いかけるわけでもなく、常に一兵卒としてこれまでやってまいりました・・・だからといって、名医である保証はないですからね・・・ (意味不明⁉)

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