京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

ネンドマツですね

3月23日 金曜日 晴れたけど寒い

見た目倒しの寒い一日であった。日光が風に負けたかという感じ。知らぬ間に春分の日も過ぎたのか・・・と考えていたら、5時を過ぎても窓の外が明るいのに気付いた。地球は公転しているようだ・・確実に。もうとんと関係のない言葉となったが、年度末の人事異動・・の時期でもある。基幹病院に昨日勉強会に聴講に行ったのだが、予定のお部屋は真っ暗闇であり・・・やっぱりな、この押し迫った年度末にはないよなと思いながら退散してきたものである(予定は変更されたご様子デス)。夜は夜とて、新・映像の世紀なるビデオクリップを見て、またまたゲバラの著作を手にとってみる。若者が時代を動かした20世紀の時代のお話である。ワルシャワ条約機構 VS NATOっていうの・・・中学校の時に習ったものな・・・。スポーツに政治的なものを持ち込むべきではないとかいう議論もよく耳にするが、女子体操選手のチャスラフスカさんとか、思いっきり政治的な行動をとっておられるものな。

時代は変わったものだ。ベルリンの壁も今はもうない。インターネットとか・・・誰が予想し得ただろうか、かつてのブッシュ大統領は複数形にしておられたが・・・。

そんなこんなの・・・ネンドマツである。昔の医局で過ごす三月末は寂しいものであったな。みんなの出発とか、色々な想いの交錯するこの季節。

それにしても、新・映像の世紀第5集 若者の反乱って傑作である。何度見ても刺激を受けるお年寄りに日々近づきつつあるワタクシ。番組はデビッドボウイのベルリンでのシーンなどで締めくくられる。50年後にはどのように振り返られるのだろう・・・今の世の中、もうこの世にはいないと思うが。

 

30年以上過ぎてはみたものの・・

3月18日 日曜日 晴れ

晴れていたのにお仕事の1日でした。ふう・・・。患者さんへの対応をしながら、日頃できない雑用を一つ一つこなしておりました。こういう日がないとなかなかできない作業もあるものです。労働に感謝!

終わってからはon demand放送の100分で名著シリーズでしばしお勉強をしてみました。今これやるか・・・みたいな思い切った内容でちょっと見直したな・・NHK 番組内でも議論になっていたジョージ・オーウェルの小説「1984年」でしたけれど・・1984年からはもう30年以上経過しているのですけれど、まさに言い当てているようなこの世の中のドタバタぶりであるなあと・・思いながら眠くなってきたので、布団に入ることにします。

今日もお天道様、労働させていただきありがとうございます!

your time is limited….

3月13日 火曜日 晴れ

暖かくなりました・・。冬来りなば春遠からじ・・を証明するような一日だったと思います。往診で訪れた家々で流れていたTVはみなさんご存知の話題ばっかりでした。平成という時代がもうすぐ終わりを迎えようとしているこの時期に、世の中の底が抜けてしまったようなこの脱力感は如何ともしがたいものがあります。公僕の方々がそんな破滅的な生き方をされるのだろうか・・エリートであるはずの人々の振る舞いとしてありえないことが起こっているのが何故なのか・・・謎です。組織として振舞うことを要求されたり、その反対に個人の生き方を重視する人々のものの考え方であったり。今までの私の理解では、後者を重んずる動きでこの数年動いていたかのように(少なくとも表向きは)感じていたのですけど・・・その実何にも70年前と変わっていなかったのかなっていう無力感ですね。アップルコンピュータの創始者であるスティーブジョブズさんのスピーチをもう一度聞いてみませう・・・・

Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.

12:00あたりから・・・聴いてみてください。他の誰のためにでもなく、自分自身の人生を生きて全うしたいものだなと思います。

自己責任とは言い切れないブブン

3月12日 月曜日

Diabetes careという医学雑誌に発表されている論文からの抜粋と話題提供となりますが・・・。不規則に夜勤のシフト勤務を強いられている方に糖尿病のリスクがあるということのようです。労働者の勤務状況と2型糖尿病のリスクを調べると・・・夜勤の頻度が高いほど糖尿病リスクも高まるということのようです。

https://pmc.carenet.com/?pmid=29440150

ま、これは日々の診察をしている立場から申しますとすでに実感されることでもありました。同時に、すでに糖尿病を発症している方たちの療養状況も勤務形態によって影響を受けているということも言えるのではないでしょうか。この数年、生活習慣病が良くならないのは患者さんたちの自己管理が不十分だからであるとか、十分な検診を受けていなかったり、健康への意識が乏しいからだという、私から言わせると「上から目線の」議論が世の中をまかり通っていたと思うのですけど。やはりそんな単純な自己責任論では完結できない社会的状況を十分に考慮しなくてはと思い直す、そんな論文でした。これはひいては格差社会を反映することでもありますので、慎重に客観的データをもとに議論していかなくてはいけないissueであると思いました。ある疾病が潜在的に存在していたとして、それが実際に発症するかどうか、あるいは発症のしやすさというのは現時点では明らかにされていない未知の要素があると思います(predispositionと申しますが・・・)。安易な自己責任論はホント・・罪悪だなと日々思っているところです。だからと言って他力依存や甘えを積極肯定しているわけではありませんが・・・。

製麺ネコ・・・

 

啓蟄

3月8日 木曜日

暖かい日があったかと思うと昨日今日は真冬の寒さというお天気が続いています。まだまだインフルエンザもパラパラと来院されています。今日はお仕事終わってから近くの施設での講演・・・。二本連続の第二弾終了・・・ほっ。1時間もおしゃべりすることはやっぱり慣れていないのであんまりうまくできないものです・・。でも今日は前回よりも少しは改善できたかな。とりあえずしばらくのんびりできそうです。

春まぢか・・(?)

2月22日 木曜日

道端の雪はあんなに順調に溶けているのに・・・診療所の駐車場の脇に固められた雪山はそのまんまである。ちょっと気になったので、お昼の往診の後にスコップを持って遊んでみた。カチカチ山だったのがいつの間にか簡単にほぐれる物分かりの良いみなさんになっている。なんだ、大したことないじゃん・・・(それならとっとと溶けてくださいな)。

今度来る学生さんたちに勧めてみよ・・コレ。世間でいう働き盛りの年齢で、世も羨む大学教授職を捨てて長野県の病院で残りの人生をかけて地域医療に取り組もうとされた先生のエッセイ。医学書院のイベントで講師をしておられたのですけど・・・小生の心の中の師匠のうちのお一人です。

もう一度確認・・FLU

2月12日 月曜日 ゆき

また朝から積もっています。今日もこれから運動会です・・。北陸やその他の地方の大雪被害拡大せぬことを祈ります。

さて、インフルエンザは相変わらず流行しています。診療中にもなるべく正確な情報をお伝えするように努力していますが、重要と思われることをもう一度確認しておきたいと思います。

①予防接種は有効か? 有効です。ただし発症が完全に予防されるわけではありません。しかし予防接種を受けられている方は、もしも発症したとしても比較的症状は穏やかで治癒までの期間が短い傾向があります。

②タミフルなどのお薬が必要ですか? 必ずしも感染者全員に薬剤が必要(推奨)とされているわけではありません。健康な若い人ならば数日間の発熱があっても、なるべく食事や水分摂取を心がけてゆっくりと休まれれば必ず治る疾患です。ただし、小さい子供さんやご高齢の患者さんの場合には肺炎を合併したりする場合もありますので注意を要します。

③患者の家族はどうすれば良いでしょうか? 手洗いをしっかりと行い、患者さんからのくしゃみや咳をなるべく直接受けないような配慮を必要とします(マスクだったり、一定の距離をなるべく保ったり)。結核やはしかのように空気感染をするものではありません(飛沫感染します)ので、同じ部屋にいると必ず感染するというわけでもありません。手や髪に付着したウイルス粒子が口から侵入することがありますので、食事前に手洗いをしたり、むやみに顔から上を素手で触ったり、せっかくしているマスクを上げ下げしたり(顎に付着したウイルスをマスク内側に付着させてそれが口を覆うことになります)することを避けましょう。

④迅速検査で陰性が出たら感染の心配はありませんか? 答えは✖️(バツ)です。疑陰性といって本当は感染しているのに検査で拾い上げられないケースがあります。なので、ちょっと熱はあるけど検査が陰性だったので仕事に行きました・・・なんていうのは誤りの行動です。発熱と関節痛と頭痛、それに上気道(咳や咽頭痛、鼻炎)の症状があれば大いに可能性ありと考えるべきです。すぐに病院に行く必要はありませんが、水分塩分糖分などしっかりを摂取して十分な休養をとることが望ましいです。

ともあれ、いつの頃からでしょうかね?こんなに世間がインフルだインフルだ(インフルって縮める呼び方もあまり好きではないのですが)大騒ぎするようになったのは・・・こんな論考もあります。みんなで考えないといけないですね

http://www.huffingtonpost.jp/2018/01/26/infuruenzacommunity_a_23344626/

マーベル社とのタイアップ?アメリカのアルペンチームのユニフォームが素敵です。ま、正面のデザインはビブで隠れてしまうと思うのですけれど・・・泣  さあ、これから除雪運動会でもすることにしましょう。

オリンピックですね (^ ^)

2月11日 日曜日

昨日からの冬の五輪です。

全くと言っていいほど話題になっていないアルペンスキーに興味集中の小生です。やっぱりマルセルヒルシャーとか、もちろん日本の湯浅選手とか頑張って欲しいですし、男子競技はもう常人を超越していますので(その昔NZにスキーに行った時に当時のスーパースターだったツルブリッゲンとかジラルデリとか・・特に好きだったヨナス・ニルソンとかの滑りを目の当たりにして超絶びっくりしたものでございます)、女子競技にこそ(!)かなり注目しています。観るのはスーパーGが個人的には好きですが、自分が得意だったのはもっぱら回転です。ノルディックスキーもジャンプの葛西選手だったり見所満載の冬のオリンピック・・・。テレビにあんまりアクセスできない状況の小生ですのでもっぱらネットに情報依存しています。テレビ的にはやはりフィギュアスケートとかスピードスケートとかカーリングとか・・のようですが、私は絶対アルペンスキーですっ・・(これだけはちょっと譲れない)。ちょっと前にスタッフと笑い話になったのですけど、「私をスキーに連れてって」が流行っていたなっていう昔ネタ。ホイチョイプロダクションとか、三上博史さんとか原田知世さんとか・・・懐かしいの一言ですね。

これです、知世さん

低気圧中心の生活

2月7日 水曜日 昼:快晴 夜:湿雪

夕方の訪問診療途中から悲しい展開の1日です。さっきまで晴れてたはずなのに。いつのまにか路面が真っ白になっています。17時でこの状況ですので、今晩から明日は絶望的な感じがしています。最近まで天気予報はかなりの予知能力があるなあと感じていたのですが、冬の気圧配置はその境界がどこに来るかで天気がガラッと変わるのだなと実感しています。大雪警報が出ているのに晴天だったり・・。今日は仕事が終わってから”明日のためにその壱”って感じで雪が降る最中に除雪作業をしてみました。果たして明日の朝・・ちょっとは楽になるのだろうか。ささやかな実験的検証デス。

町山智浩さんの映画批評を聞いて観に行きたいなあ・・って思っているこの映画。実際に観た方3人の感想をお聞きしたらさらに観たくなりました。アカデミー賞脚本賞はほぼ決定だそうです・・。

今日もこの話題ですが・・・

1月30日 火曜日 朝は絶望的な雪・・・

午後からは太陽ってすごいなっていう感じの1日でした。やはり今日もアナと雪の女王で始まった1日ですが、予想外の10センチだったので早朝はかなりdepressiveな気持ちでした。ところが!

こんな助っ人のご活躍により・・・パチパチパチ!! 私の心は晴れ晴れとした次第でございます。重機って素敵!人の縁って・・・ありがたい。この借りは借りとして・・ひとまず拝受しておきましょう。またいつかお返しを・・・。

毎日がこんなですから、あちこちの筋肉痛と睡魔に襲われますので

なかなかこのような優雅な気分にはなれないのでありまして・・・はい、これ積ん読!

なかなか一ヶ月後の講演二題の準備に移れない今日この頃・・・

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