京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

神は細部に宿るのか・・

9月30日 金曜日

ちょっと頑張って書いてみたネタは、もいっかい読み直すと炎上しそうなので(今はやりの?!)、ボツとしました。今日はお昼の往診がありませんでしたので、ちょっとゆっくりお昼ご飯をいただきました。何気にテレビをつけてみると、やっぱり築地の移転のお話しばっかでして・・、すぐに消してしまった・・。だってあんまり興味がないものでして。ワイドショーさんたちは毎日毎日ネタに困らずに喜んでおられることでしょうね。何なら東京都庁にギャラを払わないといけないくらいだったりして。でも、世の中の本質って、こんなにみんなが大騒ぎしていることにももちろん意味はあるのでしょうけれど、もっと他愛のないことに宿っていたりするものではないかなと思っています。そう、診断に至ることとなった、患者さんの取るに足らない一言だったり、介護の上で実は非常に大きな支障となっているのだけど、その実とってもちっちゃな出来事だったり・・。この世とは、ミニマムなことと、大げさなこととの織りなすアヤでできているのでありましょう。よくあるじゃないですか・・・写真屋さんが念入りに撮った写真はあんまり面白くなくって、それどころかその対極にあるような、何気な〜い日常のスナップショットみたいな、すっぴんの化粧っ気のない、飾り気のないピンボケ写真がみょ〜にこころに残っていたり、お気に入りの一枚だったりすることって・・・。う〜ん、もっと例えてみるならば・・・そうだな、寝グセが魅力的に見えてしまう羽生名人・・みたいな???

こんなこと書きながら、懐かしの写真を切り抜いて、お財布にそっとしまったわたくしです。お後がよろしいようで・・

不穏な週の始まり!?

9月26日 月曜日 雨だったみたい

週のは始まりは日曜日?なのかもしれないけれど、やっぱりお仕事をしていると、月曜日がその始まりです。で、今日。色々と出来事山盛りのスタートでした。なんだか、今週切り抜けられるのだろうか・・っていう漠然とした不安の中にいるワタクシ。十分に自分の非力な事もわかりましたし、もうあとは神頼みの心境・・・って書くとやや大げさな感じがしたのでこれは訂正だな。こう見えても、結構逆境に強いと自負しているので、また頑張りますよ‥明日から(^^)  では。

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ちょっと、頭が飽和していますので・・・もうこれ聴きながら、おつむをシャットダウンさせていただきます、今宵。失礼!

語るには大きすぎるテーマ

9月22日 木曜日 アメ

朝から雨模様。

おそうじ→残務整理→おひるね→ちょっと臨時の出動→おかいもの→iTune な、1日でした。ネットを見ると、ジョージクルーニーがまたやってくれていた・・。テロ組織とその背後にいる(ような)支援者との闘いに挑む・・な感じの発信。俳優さんが、都知事選に関する意見発信をしたら総叩きに遭うどこかの国とは違う(というか異次元の)感覚です。iTuneで見たブリッジオブスパイのトムハンクスの演じるlawyerとかぶる部分があって、やっぱり表現の国アメリカとの差を感じる今日この頃です。映画では、couldn’t be betterとかdon’to go boyscout on meみたいな比喩表現がありましてちょっとお勉強になりました。トムハンクス演じる冷戦時の米国に潜り込んだソビエトのスパイの弁護を担う役どころの彼は、クライアントが真のスパイかどうかは、全く問いかけないのですね。検察がきちんとした証拠に基づいて、当時の法に照らして必要十分な手続きを踏んでいるかどうかを検証するのであります。due process of law がきちんと遵守されているかどうかをチェックしようとする精神が表現されていました。すなわち・・起訴する側は、被疑者がどのような動機を持って、どのような手法でその犯罪を行ったかの理論的証明を行う。弁護する側は、検察の提示する証拠の取得が、法的裏づけのある方法か否か、そしてそれが、犯罪を立証するのに必要十分かどうかを検証するための反論を行うという。その過程では、起訴側にも弁護側にも、心証は必要がなく、あくまでも憲法とそれに基づく民法や刑法がきちんと履行された裁判なのかどうかを担保することが重要であるという事柄・・。私たち一人一人は、弱い人間ですので、やっぱりその弱い立場を守ってくれる拠り所が必要ですし、その拠り所がきちんと担保されているかどうかを検証してくれる場が必要なのですね。だから、ニュースやインターネットで流れている事件の一つ一つに、同情や偏見の目を持たずに、きちんと公正に裁かれているかどうかを気にする必要があるのですね・・・ってこと、学びました。そうでないと・・・明日はわが身って、なかなかその当事者にならないとわからないのですからね。

でもそういうような、意識のレベルって、かの国のどのような仕組みにビルトインされているのでしょうかね。かつて僕が訪れていた頃に付き合った人々を思い起こしても、まあそんなに人権意識が高いわけでもないですし、ちょっと言えないような脱線のお話をすぐにしてしまう人々でしたけど・・・。弁護士さんとは・・・検察がきちんとした立証をしているかどうかを検証する役割なのですね。それに徹する必要があると。だから、クライアントが本当にどうだったのかどうかは関係ないのです。そうでないと本来のお仕事ができないのかもしれません。ワイドショー的にはちょっと違うのでしょうけれど。弁護士さんのお仕事はそうだとして、我々医師のお仕事はどうなのか・・・語りだすとちょっとこのブログの範囲には収まらないような気がします。そういえば、この間東芝だったか三菱自動車だったかの、公認会計士事務所が株主に訴えられているというニュースを目にしたようだが・・。会計担当の方こそ、クライアントと税務署の板挟みになる存在なのではないかなと思いました。大衆の知性と、それぞれの個人の理性の問題なのかな、これって。ちょっとテーマの守備範囲がこのブログのちっちゃなスペースに収まりきらなくなってしまった感があります。すみません・・・

あ、それから、なんとか豊さんとかいうメディアの関係の方のブログが炎上しているという件。透析のことに関する話題のようで、聴き逃してはおけない話題なのですが、もうそんなこと議論する以前の、酷い内容のようでした。こんな論調が許される世の中に、いつの間になってしまったのでしょうかね・・・この国。何事も、矩を踰えず(法を超えず?)に自分のできることだけを行い、できない事には手を出さず、ましてや論評を控えて・・という心構えは必要なのかな。

最後に・・・ブリッジオブスパイを観て心に残ったトムハンクスのセリフ

“It doesn’t matter what people think. You know what you did.” . 世間体みたいなこととか、しょうもないこと気にすんな!自分がやったことや、自分で責任持てるやろ。  みたいな翻訳・・大阪弁で考えてみました。

ブレ防止機能付き人間・・・?!

9月16日 金曜日 晴れ

朝まどろんでいると、なんとなく肌寒い。ついこの間まで、猛暑だったはずなのに、この変わりようである。1日の終わりも早くなってきたらしく、クリニックの看板の電灯もタイマーONにしてはどうですか・・って職員のご指摘を受けました。やっぱり地球は回転(公転)しているようだ。ところで・・・麻疹流行の兆しとそれを報じてくださるメディアの皆さまのおかげで、医師会からワクチン優先順位のお達しが届いたのだ。麻疹ワクチンの供給がやや不安定となっているらしい・・・。やや、ではなくもう間も無く、かなり、になるのだと思う。で、限られた注射薬を、どういう順序で使っていきましょうか・・というお話です。私たちが苦手な、優先順位の問題ですな。そもそも、麻疹のワクチンが定期接種化されたのは、昭和53年10月のようです。小生の過去の記憶では、自分の年齢くらいがその境目だなあ・・と思っていたのですが、それよりもかなり後からのようです。まあ、いずれにしてもそのくらいの年代から以降の生まれの大人は、少なくとも1回はワクチンを受けているはずですし(これに該当する方で、ワクチンを受けていないという人は・・・今はやりの自己責任〜〜もしくは親の怠慢〜ってことになるのでしょうか・・・少なくとも、ワクチンの恩恵にあずかるチャンスはあったのにそれを行使しなかったということになります、ハイ)。それより年長の人間は、おそらく麻疹に罹患しているでろうと思われますので、そもそも血清抗体価が一定程度存在するものと推測できます。よって、優先順位は(やはり)、1歳にならんとするちびっ子だったり、2期を受けんとするこれまたちびっ子なわけですね。はいはい・・・いい大人は下がって下がって〜。テレビの人とか・・そゆことわかってから報道した方が良いですね。やたらと不安をあおることになったり、ワクチンを受けましょう〜っていうと、おそらく血清抗体価が高いと思われる人々がぞろぞろ列をなしてしまったりしますのでね・・。

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開業医というお仕事形態をするようになってから、小生も医師として、今までとはまた違うものの見方をするようになった気がします。仕事の時の判断基準も随分変わりました。厳密にしないといけないところ、手弁当で少しくらい、自分の頑張りで支えてあげないといけないところ・・ナドナド。昔は、医師同士のメンツとか、建前とか結構気にしてたりしたのですけれど、最近はそういうことをあまり気にしなくなりました。あくまでもその患者さん目線で考えるというようになった気がします。そうすると、自分の基準もブレないし、何かそのことで嫌なことを言われても、全く気にならないのですね。精神衛生上も良いことこの上なし!ルンルンですな・・(まあ、大分無理してますけど)。やっぱり、生きていく上で、自分なりのしっかりとした座標軸を持つっていうことはね、と〜っても大事なことなのだなと、改めて噛み締めているわけですよ。

 

 

情報過多・・

9月12日 月曜日 曇り時どき雨

今日は断片的に自分の中で教訓のようなことがたくさんありました。

みなさんには何のことやら、だと思うのですけどね。それを承知で羅列してみます。何だよ・・・文句あっか(=`^´=)”

その1 肺炎はレントゲンを撮るまで分からない(こともある)

その2 手ごわい患者さんほど時間を惜しむな!(手ごわいの意味は色々です)

その3 もういいか・・・から、あと一押しが重要!

その4 検査をすると余計にわからなくなることもあり・・・

その5 キレたら負け

もっともっとたくさんあったのですけど、今日はもう満腹です(笑)。

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でもね、最近思うのですよ、この社会・・歪んでるのかな〜って。極端なバッシングだったり、一方的な謝罪だったり、それらを要求するような風潮だったり(これは別に特定の出来事を指すものではございませぬ、あくまで一般的な、ここ2−3年の成り行きを指し示しております)。その風潮に逆行するようなことが一度起こってしまえば、たちまちワイドショーコメンテイターさん達の餌食になります。あるいはネット炎上っていう現象だったり。その結果として必要以上にへり下るような言動になって現れてしまうのでしょうか、こんな言い回し・・耳にすること多いですよね「取り敢えず、〇〇させていただきます」。〇〇いたします・・でいいじゃんっていう場面でも、取り敢えず「させてい頂いとけ・・間違いないから・・」みたいな感じです。ちょっと最近・・ ”謙譲語過敏症” な小生。何せ日々、後腐れのない、さっぱりした性格の大人になることを夢見ているのですが、実のところ些細な、取るに足らない屈託だらけのワタクシ(泣)

写真はですね、料理家・土井勝さんの息子さんの土井善晴さん・・土曜日の6時のクッキング番組が毎週楽しみでして・・・。とうとう本まで買ってしまいましたよ・・。これは、なんか料理哲学書・・みたいな感じの書です。

 

 

 

やっぱりな

9月7日 水曜日 晴れ

今日も合言葉は「まだまだ暑いですね」でした。やはりお彼岸までは暑い日が続くのでしょうか。琵琶湖の藻が大発生だそうで、滋賀の上水道のお水がとても臭いが強いのだそうです。今後雨がたくさん降らなければ、これが続きそうだとニュースで報じられていました。明日と週末から来週にかけてはどうやら雨模様なので、これも解消されるのかな。ところで、New England Journal of Medicineという医学誌の最新号に、「気温と湿度が高い状況下では、扇風機のみを使用すると、却って体温上昇と心拍数増加につながり有害である」という論文が掲載されていました。実は小生、今年の夏に往診しながら、” なんとなく暑いお部屋で扇風機だけ使用しているケースでは、逆に脱水症状になっている方が多いな〜 ”  と思っていたのです。だから、事あるごとに自然の風だけが良いわけではなくて、エアコンで室温を26度程度に下げておく事が重要ですよ・・・と触れてまわってたのですが。ご高齢の方で、エアコンが好きではなく、窓を開け放して、扇風機だけ・・というのを好む方は多いのです。と、いう事で、何となく感じている印象もまんざら外れてはいないのだなあと、この論文を読んで感じ入っていた次第です。

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たまにしているお勉強ネタでした。

失敗の本質

8月31日 水曜日 お天気!

迷走台風10号は東北北海道に大きな爪痕を残していったようだ。高齢者施設や居住区域が孤立しているようである。悲しいニュースである。オリンピックで浮かれていた気分も全くどこかへ行ってしまった・・。

今週は医大から学生さん達が地域医療を学びに来られている。当院も明日は見学実習を協力させていただく予定である。

昨日と今日は地域の関係者さん方と集まって医療や介護の今後について考える会に出席していた。よく知った人達の間では共有されている危機感・・・それは人材の不足である。介護離職ゼロとか、特養の待ち期間ゼロとか、よく耳にするシュプレヒコールはそれはそれで解決すべき問題なのだと思うが・・それだけでは終わらないのが、高齢者医療や介護あるいは認知症の患者さんの問題である。正直言いましょう!不安です。この地域が今後も栄えていくことができるのか、あるいは没落していくのか・・・。高齢者介護や医療の問題はそれに直結する問題であると思います。小生は悲観的な人間ですので、その予測は・・・(言わないでおきます)。だからこそ、今すぐに動き出さないと取り返しがつかないのではないかなと思います。「失敗の本質」と言う名著があります。ノモンハン事件に始まって、戦争終結に至るまでの事の因果についての分析の書物です・・・って、書くともう読んだんかいなって思われると思うのですけどね、積ん読です。今の所・・・。でも、戦時の情勢分析だって、昨今の情勢の検討だって結構共通することがあるのではないのかなと思います。少子高齢化だって、人口減少問題だって、人口動態の統計を見ればとうの昔に予測しようと思えばできていたわけで・・・。見たくない問題には頰被りしてしまうこの国の悪いところが、やっぱり共通の課題となっているのかなと思っている次第です。地域医療とか介護の問題・・・もうそろそろ、多職種連携・・とか、顔の見える関係づくり・・・とかいう文言を卒業しなくっちゃ!!というか、現場ではもうそんなこと関係なしで、みなさん奔走されていると思うのです。顔なんて見えなくても突撃していかないとやってられんケアマネさんとか、民生委員さんとか・・ね。お金の問題とか、地方創生の問題とか・・抱え込んでいる問題は多いことはよくわかりますけど、明らかに私たち到達してますよ!!

「時代の分岐点」に。

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築地移転とか、次の東京オリンピックとか・・よりも私たちにとっては明らかに優先順位の高い問題です・・。

それから、前にアップしたネタですけど・・麻疹 大阪でも患者が発生しています。関西空港の職員さん関連で・・16名の新規感染者の発生。現段階でのwarningとは・・

1)麻疹患者と接触していた場合(これは当たり前)

2)麻疹流行国(アジアの国々)への最近の渡航歴

3)8月17日から30日の間に関西空港を利用したことがある方

で、風邪症状を発症している場合には・・要注意です。

麻疹流行の兆しあり

8月24日 水曜日

少し前に、麻疹克服の新聞記事を目にした方もおられると思うのですが、千葉県から麻疹の流行に関する情報が流されています。10名の患者の発生があったそうです。中には全国から観客が集まるようなコンサートに出かけていた方もおられるようで、そこで感染が生じた場合には、全国規模での流行が懸念されます。麻疹の潜伏期間は2週間程度ですので、そこで感染があった場合には、そろそろ発症の時期となるようです。初発の症状はいわゆるカタル症状と言いまして、発熱とくしゃみ鼻水、結膜炎などの症状が3−4日続きます。一旦解熱した後に再度発熱するのですが、このころに特有の発疹がはじまります。これが全身に広がるまで3−4日間高熱が続くこととなります。他人への感染力は最初のカタル期が最も強いといいます。すなわち、単なる風邪?とか思っている初期にすでに他人に移している可能性があるわけです。この感染症の合併症として恐ろしいのは、脳炎や肺炎ということで致死的な合併症に発展する可能性があります。要注意・・・それから、ワクチンでの予防の徹底を!(1歳と、小学校入学前の2度の接種を必ず受けましょう!)

IMG_1651写真は麻疹と無関係です

麻疹・・・小生は未だかつて自分で診断したことはありません(汗)。だってここ数年は2006年から導入された2回のMRワクチンのおかげもあって、全国で数百名の罹患者ということで激減していたわけですから・・。東南アジアの渡航歴もそうですが、現在患者発生をみている関東への旅行歴も要注意ですニャ!この世の中、感染症までもがグローバル化されているようです・・・。

朋あり遠方より来る

8月16日 火曜日 晴れのちどしゃ降り

京都のお盆は16日までということらしいのですけれど、今年は今日からお仕事をさせて頂きました。オリンピックも高校野球もまだまだホットな話題ですが、さすがに今日は患者さんもあまり多くは来られず、比較的のんびり診療をした一日でした。時間に縛られる事無くお話ができるということはとても有り難いことです。そうです、医師は本当は患者さんと時間をゆっくり過ごしたいと思っているのですね、だけどいろいろのコトが重なり合ってそうもできないこととなっているのです。これはやっぱり永遠の課題です・・小生にとりましては。

そういえば、今日お昼休みに昔一緒にお仕事をさせて頂いた麻酔科の先生がこちらを尋ねて来て下さいました。思わぬ来訪にとても嬉しい気持ちでお迎えしました。宮津の花火をご家族で観て帰られるようです。ちなみに小生はまだ一度もこの花火を観たことはありません・・・。いまも、音だけ堪能しています。建物が揺れてる・・・((ガクブル))  知り合いの方々が、事あるごとに尋ねて来て下さることはとても有り難いし嬉しいことです。後輩や同輩や先輩に関わらず、元気にしてはりますか〜って、尋ねて来られたり、或はお便りを頂くと、ただもうそれだけで嬉しいなあと思います。内田樹先生が、「母校というものの役割は、いつでも卒業生が帰って来た時に、或は帰りたい気持ちになった時に、今の世の中に、変わっていないものの姿を示すことでその意義を果たすことができるのだ」みたいなことを記されていたことを思い出した。すべてのことやモノが四半期ベースで変わったり、変えさせられたりするこの時代にあって、変わらずにず〜っとそこに存在していることの意義を示すことができる存在・・・それがそれぞれのヒトにとっての母校ってものではないでしょうか。小生も、与謝の海を巣立って行かれた人達の「母校」のような存在になれればよいな〜と思いながら、相変わらず建物を揺らしている宮津の花火に聴き入っております。

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で、やっぱり動かないものの意義・・について考えてしまっているワタクシ。よく考えれば、岬に立つ東大・・じゃなかった、灯台だって、その場所から決して動かない存在だって分かっているからみなそれを頼りにしている訳ですよね。今年は岬のこっち側、来年はその反対側に・・なんてことになってたとしたら、船長さんも大変なことになりますよ。いつまでたっても、変わらずに(世間の波に抗いながらも・・っていう含意がそこにはあるはずですが)その場所にじっとしているヤツ・・・そんなカタブツな存在を小生も目指すことにしましょう。

オリンピックとか高校野球とかの勝負事をみていると、手のひらに汗しながら、思い出してしまうのですよね。おばあちゃんがその昔、大相撲をみながらいっつも言っていたこと。

「こうなったら、どっちも勝たせてやりたいなあ・・・」

 

 

お盆やすみ

8月15日(月) 自転車でお出かけ中にどしゃ降り

お休みを頂戴しています。

8月はメモラブルな日が多くて、オリンピックや高校野球で世間は賑わっているのだが、どことなく物悲しい。よく考えると今日はお休みではないのか・・と思い立って行った銀行と郵便局では、職員の方々が普通にお仕事をされていた。普段は月曜日のそんな時間に街をブラブラしていることなどないので、やはり自分の存在が非常に違和感を感じるのだ。本屋さんに立ち寄って、再び外に出ると雲行きが・・怪しい。急いでペダルを漕いだのだが、あと少しで間に合わず雨宿り。雨上がりを待つ間の暇つぶしに開けてみたスマホでは、やはりオリンピックニュース一色である。しかし日本の選手もこれだけたくさんのメダルを取ることが出来るようになったのか・・。すごいものですな

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毎年この季節には、歴史を振り返る作品に手を伸ばすことにしています。今年は、小説の「野火」とiTuneで「日本の一番長い日」を消化・・と思ったら、昨夜テレビで放映されてるやんか!

休み中には話題のシン・ゴジラも鑑賞しました。単なる娯楽映画と思って観に行くと・・・ヤケドしますな、この作品。こんなメッセージ性のある映画を、石原さとみさんとかをキャスティングして制作できるようになったのですねっていう感想でした。

ではあと半日のお休みに没することにしましょう。みなさんも良いお盆をお過ごしください。

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