京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

いま、あかんでもええやんか・・

6月1日 土曜日

何となく以前から気づいていたのではあるが、自分の文書にはてんてんが多いなと・・・(また点々を書いてしまった)。わかってくださいよね、という往生際の悪さが見事に露呈してしまっています。時には、『である』調と『ですます』調が混在していたり。見習ってはいけないお手本のような文章です。そんな私にも、キレのある文章を書いていた時代があるのだなあと、思った次第でして・・(また点々ですわ)。数年前にしたためた、『YSNoUMi病院の立場を上部組織に訴える文書』をPCのアーカイブから発見したのです。まあ、若気の至りと言うか(それほどいまと年齢は変わらない時代なのですが)、必死さ加減がひしひしと伝わってるなあと思う内容でした(いわゆる熱いなあ〜っていうやつです)。あまりにも直球勝負なのでここには恥ずかしくて紹介できないのですが。 〜中略〜 うんうん、力入ってる。いまと同じくアンチグローバルな立場でもある・・・。でも少し、今なら違う表現をするような気もします。そんなもんですよね、にんげんだもの・・・(みつを)

ケロ

今年はじめての来客です。大合唱〜のコンサートマスターが挨拶に来てくれました。今夜はウチではaikoさんの名曲カブトムシが鳴り響いているのですが。タイトルを考えた時に描いていたであろう文章の構成がよくわからなくなってしまいました(困)。そんなこともあるよねっていうことで、訂正せずにそのままにしておきます。

 

男子足下を固めるべし・・・

5月31日 金曜日 梅雨の中休み

早くも5月も終わり、月末かつ週末の一日でした。いよいよ裏の田んぼでは夕方になるとケロちゃんの大合唱です。診療後に訪問されたMRさんが爆笑しておられました(爆笑はその前にきちんと伏線があるのですがそれは内緒の話なのでここには書けません・・・)。やはりブログはついついさぼりがちであった今週ですが、週初めは関節リウマチの講演会の視聴、昼と夕の往診など、なかなか珍しく?忙しい日々でした。忙しければ忙しいほどアドレナリンが出る体質の小生ですが、そんな性質はおそらく外科医時代の賜物なのでしょう。夜は睡魔に襲われて読書ができないのが玉にキズではありますが・・・。日本医大小杉病院の勝俣先生のブログは時々訪れるのですが、その落ち着いた物言いに共感する事が多いです。腫瘍内科医という日本ではまだまだ認知度の低い専攻科なのですが、がん治療に関する提言には考えさせられる事が少なからずあります。メディアでのがん治療の取り上げ方は、最先端医療かがんを克服した患者さんの成功物語に尽きるとのご指摘、まさに正鵠を射るものではないでしょうか。僕たちが日頃接している患者さん達はそのどちらにも恩恵を浴することのない方がほとんどです。その最先端医療とは、あまりに最先端過ぎて保険適応になっていないことも多いですし、いわゆる第一相臨床試験と言われる安全性調査の段階のものであることもしばしばです。限られた治療方法や治療薬剤で、ご家族やお仲間と日々病気と向き合っておられる日常はニュースにもならないのでしょうが、これこそがまさにリアルな闘病記であると思います。少しでもそんな患者さん達の心の支えになれれば良いなと・・・思います。まあ現実はなかなか難しい事が山積しているのではありますが。

スリッパ

むかしおばあちゃんが、『男の子はクツだけはええのん履かんとあかん。』って言っていたのを思い出したわけではないのですが・・・院内履きを新調しました。よっぽど嬉しいんやなあ・・とからかわれるのを承知でアップしておきましょう。

濃厚な講演2題

5月25日 土曜日 快晴

なぜか地域の運動会が集中的に行われていたようで、少ないスタッフでなんとか午前中の診療を切り抜けて往診の後、医師会誌でチェックしておいた講演会を2件はしごしてきた。京滋緩和ケア研究会と京都小児科医会。2年前にはまったく考えられないこのチョイスである。いずれも聴きたかった特別講演の頃の時間帯にこっそりと忍び込んで後ろにちょこんと座って聴いていた。余談であるが、講演会といえば、最前列から埋まっていくアメリカの会議と、後ろ側に集中している日本の会議、国民性というかなんというか・・・と留学時代に思ったものである。二つの研究会そのものが自分の専門としていた分野と異なるためか、何となくアウェー感満載のため、後ろの入り口からこっそりと入って、最後列のそのまた後ろにある関係者席のようなところで居心地よく聴いていた我が身は“日本人やなあ”と妙に納得。肝心の講演会の内容であるが、緩和の方は大学のときにお世話になった久保速三先生(現在京都医療センター)の「鎮静のガイドラインを読みながら」と、もう一つはB型肝炎の予防接種定期化にむけて戦う横浜の乾あやの先生のものであった。久保先生のお顔を拝見するのはもう何年ぶりであろうか。お話の内容はいくつかの具体的な症例提示から敷衍して聴講者に考えさせる形式で、答えを語られる訳ではなく(簡単に答えが得られるような内容でもないのであるが)非常に余韻の残る講演であった。最後にお声をかけて帰ろうかとも思ったが、次の会もあったので、またの機会にすることとした。消化器外科出身の先生ではあるが、昔から独特の語り口でファンの多い先生であったことを思い出す。緩和ケアはまさに先生のフィールドであるなあと感じた。気取る訳ではないが終末期医療はアートとサイエンス両輪に腕を磨く必要があることを再認識した。まだまだである・・・。

Hepatitis day

もう一つの講演は・・・古くて新しいB型肝炎の話題。乾先生の怒りの講演であった。

母子垂直感染への介入だけではまったく肝がんの患者が減少していないこと・水平感染で不幸な転機をとる子供の感染患者たち(ジェノタイプAのお話)・時に性感染症というニュアンスに矮小化されて語られるメディアでの報道・ずっと昔からB型肝炎ワクチンは発ガン抑制効果があることが実証されていたのにもかかわらず「世界ではじめてのがんワクチン」と称される子宮頸癌ワクチンのことなど 詳細はまたの機会に・・・。

Don't let hepatitis tear your life apart….

1歳のお誕生日

5月24日 金曜日 晴れ

正確には昨日でしたが。無事に1周年を迎える事ができました。スタッフにも支えてもらいながらではありますが、何とか日々の診療をこなしてくる事ができました。勤務医生活とは仕事の密度や内容がかなり変わり、いまでも充分とは言えませんが、今後はより一層、地元の皆様のかかりつけ医として信頼頂けるように頑張りたいと思います。

初心忘れるべからず・・一年前の写真です。

2012 5
Kanban

今日は、在宅診療をしている患者さんの、基幹病院での診察にお邪魔してきました。自分より遥かにベテランの先生の診察を見学できてたいへん勉強になりました。

しかし1周年の記事はきちんと1周年の昨日に書かないとダメですね〜やれやれ

歳月人を待たず

5月17日 金曜日

気温が上がってきました。不思議なもので夏になると雪が懐かしくなります。除雪機器はいまが販売時だそうです、余談ですが・・・

先日舞鶴で外科をされている大学時代の先輩がクリニックを尋ねて下さいました。もっとも当時は鬼の先輩でとっても怖いかただったのですが、月日が経てば何となく人間関係も変わるものだなあと実感。子供の事や仕事の事などゆっくりお話をする事ができ何とも言えないひとときでした。ちょうど子供の頃に大きな違いだと感じていた事が、実は大人になってみると全然たいしたことではないように思われることってたびたびあると思うのですが、そんな感覚でしょうか。先輩はいまでも北部地域の循環器外科の屋台骨を支えておられる尊敬する先生です。ホノルルマラソンなども走っておられるバイタリティあふれる方ですので、やっぱり自分とは桁が違う人だなあと実感。”外科医が手術から他の仕事にシフトする時ってどんな感じなん?”っていく問いには旨く答えられなかったのですが、手術とはまた違った面白さがありますよ、とお返事しました。大学病院のウェブサイトを見てももう過半数は後輩の先生方が活躍しておられます。研修医の頃にはカンファレンスで質問攻めにあって炎上していた彼やなあとか・・・思い出しております。

古典

そういえばディベート文化の権化のような方が自らの発言でてんやわんやの大騒ぎのメディアのようですね。この国にはタブーとか奥ゆかしさとか無くなってしまったのでしょうか・・・皆さん不毛な言い負かし合いはやめて、古典にかえりましょ〜

ディベート文化

5月13日 月曜日 晴れ 暑い!

朝はうすら寒く、思わずエアコンの暖房マークのボタンを押してしまったのだが、午前中の診察が進むにつれて窓を開け放ち、外からの風を取り入れるほどになっていた月曜日。福井大学の林寛之先生という救急のエキスパートかつ教育者がおられるのであるが、この方のインタビュー記事が今週の週刊医学界という雑誌に掲載されていた。新しく社会にデビューする研修医に向けて語られたものであるが、これがなかなかおっさん医者にも新鮮で面白かった。なかでも、”怒らない医者になれ”という部分には多いに共感するものがあった。皆が気を遣って情報が自分のところに入って来なくなるというデメリットについて語っておられるのであるが、患者さんからだけでなく、色々な周辺のスタッフからも入って来る情報リソースを、みずから限定してしまう結果となる行為を戒める教訓であろう。医療という双方向性(多方向性)が重要視される人間の営みにおいては多様な意見に耳を貸すということが非常に大事である。スタッフとの関係で言うと、一つの疾患に対する治療的アプローチにも色々な意見ややり方があるし、自分には見えていない、あるいは聞こえていない患者さんの訴えに、スタッフから指摘をもらうことも非常に多いと思われる。患者さんとのコミュニケーションにおいても、殊更に医療は受給者と供給者の間での情報量があまりにも違いすぎるため、ともすると一方向性となり、俗にいうパターナリズムに陥り易いという指摘がある。やはり情報の流入路は常にオープンでないといけないのである。アメリカ発ディベートの功罪が語られるようになって久しい。小生、日本でいうディベート教育論にはとても疑問を持っているのであるが、そもそもディベートとは、互いに相反する意見を持つもの同士がさまざまな論述テクニックで相手をやり込める勝敗のゲームという一般的な理解とは本質的に異なるものであると考えられる。むしろそれは、自分と異なる意見に大いに耳を貸し、相手の立場に立って自らの意見をもう一度見なおし、お互いの良いところを尊重し合うことによって、よりよいオピニオンを形作っていくというものであると定義されるものらしい。深夜の討論番組など、それこそディベートの代表番組と捉えられがちであるが、声の大きさで他人の意見をかき消してしまおうと口角泡飛ばして怒鳴り合っているあのショーアップはおよそディベートとは言えないものであると考える。相手より1点でも多く点数を取りなさい!相手を論破しなさい!などと常日頃から叱咤され続けている子供達はかわいそうである。塾などのプライベートな場ではともかく、競争原理などを公教育の場に過度に取り入れすぎるのは如何なものかと私は考えている。おおらかに、ゆったりとした時間の流れの中で、最大多数の幸福を皆で考え合うそんな場に学校がなれば良いのになあと切に願う今日この頃である。なかには進学校でも、バリバリの進学コースの他に、受験勉強からやや離れた授業内容で、ゆっくりと考える能力を育み鍛える独自のコースを用意している学校もあるという。やはり先生達もそいういう教育に飢えているんだなあと思った。やれTOEICだTOEFLだなどというのはやろうという気のある子供達が自分で頑張れば良いのである。かけっこまで順位をつけるなとは決して言うつもりはないが、競争原理や市場原理を教育現場には持ち込み過ぎないでほしい(ついでに医療現場にも・・・)。

ふきとワラビ

山菜のおいしい季節です。ふきとワラビ・・。頂いたものもとっても美味しかったです。

手帖雑感

5月10日 金曜日 雨

お昼に行く筈の往診を一件失念していました・・・。夕方に訪問看護ステーションからご連絡を頂き午後の診察終了後に大急ぎで馳せ参じたわけでして。すみません・・・。医院のHPの直結ブログにこの内容は如何なものかと思いつつも、まあそれが事実ですので正直に申し上げた次第です。深く反省。さて、慢性疾患の診療につきものの『◯◯手帳』ネタです。糖尿病手帳、高血圧手帳、骨粗鬆症手帳・・・やたらと診療機関は手帳を配りたがります。かく言う小生も高血圧手帳は患者さんの日常の血圧管理に有用かなと考えており、院内に常備しています。糖尿手帳には、日々の体重、血糖値、ヘモグロビンA1cの測定結果、尿検査の結果などなど診察の度に患者さんとお話をしながら記入していくわけですね。そうそう、お薬手帳というのもありました。これは特に複数の医療機関にかかっておられる患者さんにとってはとても大事なものであります。他の医療機関で出されているお薬と重複したり、或は相互に留意する必要のある薬剤(いわゆる飲み合わせっていうやつです)の存在とかを知るにはお薬手帳はとっても有意義なものです。IT化の現代ではこれらのことはいずれスマートフォンとかのアプリが有効になるのでしょうけれど・・・昨日のニュースでは、手帳は手帳でも女性手帳・・なるものが話題になっておりました。少子高齢化対策の一環で考案されたこの手帳。妊娠出産適齢期をご存じない女性がおられるとか何とか言う理由で妙齢の(?)女性に広く交付される手帳らしいのですが、これが行き渡るとさぞかし適齢期での出産が増えて人口減少に歯止めがかかるようになるのでしょうね・・・ってなるかいな!!とか一人で突っ込んでしまいました。どうも議員さん達の考えておられる事って的はずれてるんじゃないかな〜っていうこと多いです・・・。一方ではグローバル人材って煽って、明日にでも辞令一つで海外赴任のできる社員を育成する方針を示しておきながら、他方では高齢化社会を支える美しい家族っていわれても、それを担うべき若年世代が海外にいってますがな〜とか、都会にでてしまっていますがな〜っていうことで、地元に結局残された老々介護っていう図式になって、ケアカンファレンスで参加者一同途方に暮れているわけです・・・。はっきり言いましょう!美しい国日本(彼らの仰る意味での)の創造と、グローバル人材の育成は180度相反するものであります(ような気がしています)。手帳はいいけど、女性手帳はちょっと・・・たぶんダメです。プラダのバッグの中に女性手帳が出てきたら興ざめですもの(笑)。余談ですが、去年までの職場で同僚だったN先生は手帳を3冊持っておられましたね。どういう風に使い分けておられるのか、最後まで聞けずに終わりました。朝のカンファレンスではT先生がニコニコしながら突っ込んでおられましたが・・・

Yonekura.com

手帳は手帳でも『黒革の手帖』は松本清張の秀作でしたね。ドラマも面白かった。米倉さん・・・ブロードウェイのシカゴにも体当たり挑戦しておられましたが。

 

素朴な疑問に答えられない

5月7日 月曜日 晴れ 風が強い

久しぶりのフルのお仕事でした。そういう方が多かったのではないでしょうか。外来患者さんの診察で最も避けねばならない事は・・・見落とし(わかり易く言うとこういう表現になりますが、その内容は多岐にわたります。)。ささいな患者さんの訴えの中にもキラリと光っている言葉が隠れていると言われます。理学所見も然り。集中力を保ちつつ、日々診察をしなければ・・・と連休明けの朝にプチ思索しておりました。

Fast food and cardiac risk

ファストフードと心臓のリスクについての面白い論文です。アメリカテキサス州のコーパスクリスティという都市での研究ですが、地域にあるファストフード店の数と心筋梗塞の数に有意な相関があるという結論です。食事と健康の切っても切れない関係・・・そういえば宮津の”M”が閉店するとかいう噂を耳にしました。本当なのでしょうかね?これでこの地域の心臓リスクが少し減るのか?!

タイトルを失念しておりました・・・。物価が下がりすぎるいわゆるデフレという現象ですが、子供に『ものが安くなるのにどうして悪い事なの?』と問われると、すぐさま答えに窮してしまいます。まあ理屈は一応理解しているつもりなのですが、現代の情勢は非常に複雑で、一方の立場の人にとっては良い事なのに、他の立場から眺めるとちょっとなあ〜っていうことが非常に多いです。たとえば・・・庶民の暮らしを良くするには、まずは景気です!なんて言って、フンフンと我々納得してしまうのですが、景気を良くする政策とはまさに企業に有利な政策でありましょう。企業に課す税金(例えば法人税)を安くしましょう。それからなるべく安い人件費で雇用ができて、時々の情勢に合わせて自由に解雇できるような法律に変えましょう。すると経営者の皆さんはとっても喜ぶわけですね。これこそが右肩上がりに必要な政策です!でもこれって言い換えると、法人税が下がるとそれ以外の税金は相対的に上がるわけですし、人件費が下がるともちろん多くの人たちの給料は下がるわけです。まあまあそう怒らずに、そのうち景気が良くなって皆さんのところに利潤が回ってきますから・・・ていうのがいわゆるトリクルダウン(滴り落ちるっていう意味です)理論な訳ですが、識者に言わせるとこれはもう過去の20年間で否定されている理論ですよですって。世界同一賃金なんていういままで聞いた事もないような単語が新聞の見出しに踊っているのですけれど、結局これも突き詰めていくと、外国の安い労働賃金の国の相場に日本人の労働者給与が収斂していくというだけのことでして、体の良い給料引き下げってことに行き着く訳です。俗にいうグローバル企業ってこんなことまでしないと競争して行けない世界なのですね。彼らが二言目には競争競争って言うわけですね。そんなことに頼らなくても良い方法って、他にないのかな・・・

ゴールデンスランバー

5月6日 月曜日 連休最後の日

今日はお天気は良かったですが、風は強く何となくおかしな天気の一日でした。連休最終日は列車も込むし高速道路も大渋滞だった(?)のでしょうか。丹後半島と京都市内の連絡は・・・縦貫道路といわゆる『にそと』が繋がったおかげで沓掛の出口付近の渋滞はめっきり少なくなったのではないでしょうか??市内へ流入するトラックなども減少し五条通もやや交通量が緩和されているのではないかと推測しています(ちがったら教えてくださいね)。市内との時間的距離が短縮されつつある丹後半島の今後に期待しましょう!!予想どおり連休中の本ブログの更新は滞っておりました。小生連休の最終日は当番日でしたので診療しておりました。お休みがひとつ少なくなるのは悲しいですが、連休明けに向けての助走になるような気がして、最終日の当番はそれほど嫌いではないです(医師会の先生方読まないで下さいね、この部分は・・)。

ゴールデンスランバー
奥さんの『持って帰ってきて〜』のひとことでお家にもって帰りました一冊です。伊坂さんの中でも秀逸な作品だと思っているのですが。首相暗殺とからめた情報操作、陰謀論などのメディアとの関係を極上のエンターテイメント作品に仕上げておられます。これとは関係ないのですが、一方で不安を煽っておいて、他方で途方もない事を成し遂げようとすること、これをマッチポンプと呼ぶのでしょうけれど、世の中にまったくない話ではないのかなと思います。一般市民である我々は不安を煽られるとまことに弱い生き物なのです・・・。やめてよ〜!!

これだけでは何の事かわかりませんね。詳しく書こうとすると、賛否両論ありそうなので中途半端な物言いにしておく事にしておきます。悪しからず・・・

伏線もそこそこに・・

4月30日 火曜日 くもり

最近見た映画とかですが・・

その①スパイゲーム;ブラピとロバート・レッドフォードの共演。泣く子も黙るアメリカ諜報機関CIAを舞台にしたストーリー。組織の論理を楯にその命を葬り去られようとするブラッドピット演ずる一工作員を助けるべく、組織内で一人静かに大立ち回りをするロバート・レッドフォード。随所にちりばめられる伏線が最後に効いてくる作品でありました。その②裏切りのサーカス;スパイ小説の大御所であるジョン・ル・カレの名作の映画化。イギリスのスパイ機関であるMI6と、ロシアはKGBの丁々発止の情報戦のさなかに巻き起こったMI6内部の二重スパイである”モグラ”を突き止めるべく動くスマイリーの活動。『寒い国から来たスパイ』など数々のスパイものの名作を編み出したカレの作品らしく、緻密なストーリーで作り上げられているが、やや(かなり)難解にて3回くらい見なおしてやっと理解できる部分もありました・・。冷戦の頃の緊張感がビシビシ伝わって来る作品です。その③家族で見に行きました『アイアンマン3』1と2をみてなくても・・・understandableです!!Marvelの映画って本当に楽しめますね。その④ユージュアルサスペクツ;ケビンスペイシー演ずるヴァーバルキントの謎に包まれた犯行を解きほぐす伏線たっぷりのストーリー展開です。・・・いやいやこう書くと、とっても暇な人みたいなのですが、最近とは言うもののここ1年でのまとめですので悪しからず。伏線だらけのストーリーって面白いのですが、それが気になって本筋に没頭できなくなるのがタマにキズであります。

Olympic

招致委員会のリーダーの失言とかいろいろ報道されていますね。小生、もうおそらく15年くらい前でしょうか、この方の著書を購入した経験がありまして、そのときの内容が雑誌のインタビュー記事をかき集めたようなものでありまして、大いに失望したことがありました。およそ、言葉を大切にする作家の魂を感ずる事ができない作品でして、それ以来あまり興味を惹かれる人物ではありませんでした。でもこういう方をその国の首都の首長に選んでいるのは私たちそのものでありまして・・・なんだかなあと思います。

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