京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

Rabies

4月21日 木曜日

今日はお天気が崩れていくようです。傘が要りそう

さて、狂犬病の検疫が話題になっているとか。そもそも日本は狂犬病が見られない(確か数年前にひとり亡くなられた方が報じられていたような)、数少ない国のうちの一つなのですね。

狂犬病に関するQ&Aについて(厚生労働省)

科学的見地に基づいた、専門家主導の対策を講ずることを望んでいます。そして、もちろんそれに立脚して人道的(犬動的・・?)な配慮をして政策に反映させていただきたいところです。狂犬病、発病するとほぼ100%に近い致死率のようですから。

海外渡航中の動物との触れ合いには注意を要しますね。噛まれるだけではなく、唾液つまり舐められる部位に皮膚の損傷があれば、そこから感染し得るという理屈になりますので。もちろんワクチンを接種されているワンちゃんは大丈夫なのですけれど・・・。

I am “jojaku”.

4月20日 水曜日

今日は朝からおうちで昼からおそとの日です。朝の私のルーチンは、起床後すぐさま(起動の速さが取り柄です)医学レクチャーのビデオ(10分以内のもの)を見ながら、朝ごはん(ほとんどパンとコーヒーとヨーグルトです。たまに腹持ちを期待する時にはウインナーに切れ目を入れて焼いたもの2本がご褒美についてきます)を食べます。以上の所要時間はおよそ20分〜30分で、その後はいそいそとお仕事準備に取り掛かります。どうでも良いおっさんの朝の時間の過ごし方を披露したのは他でもありません、この「お仕事準備」というワードを引っ張り出したかったからです。最近教えていただいた” Google フォト “というアプリなのですが、これがかなりの役者なのです。単なる写真管理ソフトなのかと思いきや・・・文書を撮影するとOCRソフトとして使用できて、それをGoogleログインで同期しているPCに瞬時に飛ばしてそのままディープラーニングで自動翻訳したのちワードのファイルに訳文をペーストして印刷物が出来上がります。英語論文5ページがダウンロードから、翻訳版の文書印刷物として刷り上がるまでなんと5分程度でできてしまうことになります。欲しかったな・・・こんなん、研修医の時に。あの頃はな〜文献をpubmedで検索して良いのを選んで(30分)、図書館に行って(河原町通を渡り地下書庫に行っていくつも引っ張り出してきて、一枚10円のコピー機にかけて自力で印刷して(早くて2時間)、おうちに持ち帰って訳して(一晩)、次の日の抄読会に備えたんやで・・・泣。あまりのことに今朝は言葉を失っているところです、さらにこれ、すでに2年前に普通にみなさんやっている方もおられるのだとか、情弱ここに極まれり・・・。

何かがおかしい

4月19日 火曜日

ついさっきまで水曜日かと思っていました、今日。損したようで、得したようでもあり、ちょっと微妙な気持ちです。なんかおかしいな・・って日常生活でもよくありますね。私もそうです。何かがおかしい、何かいつもと違うみたいな。これ、こんなんやったっけ・・・?という場面です。この間、ゲシュタルト崩壊のことを少し書いたと思うのですけど、漢字をジーッと眺めていると、あれ?この漢字、こんなのだったかな?という気がしてきて、全然違う文字に見えてくるというやつです。先日、基幹病院に精密検査を依頼した患者さんもそんなのがきっかけでした。診察手技でははっきりと異常は指摘できなかったのですが、なんとなくおかしいな〜、緊急で診療依頼をするかどうか・・・?う〜む、待てよ、病院も発熱外来とか色々とハードルも高いし、忙しいだろうし、仮に紹介して何もなかったとしたら、患者さんも手間だし病院にも負担をかけることになるし・・・。などと逡巡する胸の内を相談する相手もいないのが、個人開業医の泣きどころです。まあ、大体そういう場合は結局お世話になることがほとんどなのですけどね。で、その結果は・・・それでよかったな⤴️ になることもあれば 要らなかったよね⤵️ になることもありますねん。ま、開業医のグチみたいなものに付き合っていただき、ありがとうございました。今日もお天気は良さそうです。皆さん穏やかな良い1日をお過ごしくださいませ!

海外へは行かない・・・

4月18日 月曜日

世の中物価が上がっていると騒がれているようです。価格に上乗せされているとわかりやすいのですが、巷間指摘されているように、内容量をこっそり(?!)削減していたり、製品の大きさが小さくなっているだけだったりすると、一見わかりにくいので困ります。ロシアとウクライナの戦争の影響が小麦の価格上昇やエネルギー危機につながるという不安もあります。円と海外通貨の為替の問題もあり、輸入品の価格高騰も私たちの消費活動に少なからず影響を与えるような気もします。アップル社の携帯電話も単純に換算すると、20円の円安で1000ドルの製品なら2万円くらいの値上げになって跳ね返って来る計算になります。今でこそ海外旅行はコロナのせいもあって、なかなか行きたくても行けない状況のようですが、仮に感染症が克服されたとしても、強い円安の世の中となっては、かなり厳しいハードルを越えなければなりません。いわば誘導されて望まれていたはずの円安政策の何がよかったのか・・もう一度考え直させられるような状況ですね。賃金据え置きの物価上昇はいわゆるスタグフレーションとかいう、デフレに次ぐもっとも忌むべき状況なのではないでしょうか。まあ、さほど経済に通じない私のような頭には所詮よくわからないのですけど、困難な状況であることには間違いがないような気がします。海外へは行かない・・・行けない・・・が本当のところなのかもしれません(ガッカリだよ・・・)。まあそんな時間はどうせないのだけれど・・・

おべんきょう

4月17日 日曜日

朝から快晴でしたね~ 気持ちのいい一日ですが、吹いている風はやや冷たかったです。日曜日の朝は定期でオンエアされている(ウェブですが)「THE内科専門医問題集”みるラヂオ”」というのを見ることが多いです。今日は思い切り苦手な分野でしたのでマストな回でした。基本的な内容でしたけど結構正答を得るには考え込んでしまうことも多いのですよね。ただし今日は午前中にお仕事がありましたので、再放送版を見ることになりました。まあ、サブスクリプションなのでいつでもオンデマンドで見られるのですけど・・・。まあその時見ないと、往々にしてずっと見ないであろうというずぼらマンなので今日見ておかないとダメなのです。終わってからちょっと検索した論文で今まで知らなかった概念”Original Antigenic Sin (OAS)”というのを知りました。コロナウイルスワクチンにもつながる部分があるのですけど、この理論に基づくと、今後の私たちにとって「良いシナリオ」と「あまり良くないシナリオ」の二通りがありうることになるのです。OASは直訳すると抗原原罪現象となります。簡単に言うと・・・免疫細胞が初めに出会った抗原を強く認識すると、その後にである同じような抗原(ほとんど同じたんぱくだが一部に変異があるものなど)に対して必ずしも病原体排除に有効な中和抗体を作ってくれるとは限らないというものです。実際にインフルエンザでこういう現象が確認されているようです。mRNAが世に出たときには、我々無敵か・・・と思ったのですが、そうは現実は甘くないようです。今後の世界について色々なシナリオが検証されているようです。私たちの実生活は・・・なるべくワクチン、三密回避・・・の一つ覚えであることに変わりはありません。忍耐強くやって行きましょう!

しかし「原罪」って名付けてしまうのか~・・・

いっぽうか

4月16日 土曜日

おはようございます。今日は朝から晴れ→曇り→急に雨・・・と忙しそうな空模様です。さてどんな1日になるのやら・・・最近は、外来診察(普通のやつ)・注射・外来診察(裏でやるやつ)などの混在っぷりがひどいので、その比率がどうなるのか・・・でお待たせ時間が変わってきています。色々頑張ってますけど、お待たせすることになってしまったら申し訳ございません。タイトルの一包化ですが、あまり耳慣れない言葉かもしれません。複数のお薬を飲んでおられる患者さんが、一つ一つの薬剤をプチプチと出さなくてもいいように、まとめて「朝」「昼」「夕」などといったように一つの小袋にまとめて入れてお渡しするシステムのことです。飲み間違いや、飲み忘れを減らすという目的で薬局での調剤作業に組み込んでもらいます。手先が不自由な方や、自分では服薬管理ができにくい方には非常に有用な手段となります。まとめてグシャーって入っているので、どれが何の薬かわかりにくいのが難点だったりします。例えばこの薬はちょっと明日から休薬したいなっていう時にはそれぞれの個包装から抜き取ると言う、かなり面倒な作業をしなくてはなりません。また、薬剤によっては吸湿性が高いなどの観点で一包化に不向きのものもあるようです。あと調剤に時間がかかるのもデメリットの一つでしょうか(通院患者さんにはこれが最大の難点かも)。自宅での介護を受けている方の場合の服薬状況の確認には色々とご苦労されていることも多いです。居宅薬剤管理という薬剤師さんの訪問を行う場合もありますし、訪問看護師さんやケアマネジャーやヘルパーさんが労めてくださっているケースも多いです。そんなこんなの服薬調剤関連のお話でしたけど、オチが特に見つからないのでこの辺で・・・

そなへ

4月15日 金曜日

なんだかんだ言いながら4月もすでに半分が過ぎました。ほんとに早いものです。

今日は手短に・・・

SDGs啓発サイトから紹介されていた「災害時の備え」の一つ、トイレ編です。災害時に給水が絶たれてしまうと、たちまち困るのがトイレ・・と言うことで。↓

災害用トイレガイド

非常用のもの、私も備えておこうかなと考えています。

今日は雨

4月14日 木曜日

今日は雨模様のようです。昨日までの暑さがなかったかのようで少し肌寒く感じるカモ・・・

さて先日、元国民的アイドルと呼ばれ、F1ドライバーと結婚されている方がテレビに出演されていたとか。リモートの背景にはキースヘリングさんの絵画が飾られていると記事には書かれていました。なんでもないゴシップ記事の丸写しのような今日の投稿でした。

画伯の創作意欲は旺盛です(これアップするためのネタ振りでした・・・)

解決困難な課題

4月13日 水曜日

朝から何台かのサイレンを耳にしています。救急車が走っているようです。入学・入社などのシーズンで、社会活動は緩和されている部分もあると思いますが、いまだに悩ましいのが入院患者さんへの面会制限の問題でしょうか。特に死期が間近であると予測される方の場合に、それをどの程度厳格に考えるのか、あるいはどのように今後緩和していくのかという問題は未だスッキリとした解決がなされていないと思います。面会前に検査をしたりとか色々対策は考えられるのでしょうけれど、多数のバックグラウンドを持つ健康な方達が出入りをするという実態に変わりはありません。一方で、施設や病院でのクラスターが増えているという報道もありますので、病院としてはこの問題をおざなりにはできないのです。コロナの感染管理の理屈から言うと、隔離が基本ですので、なるべく一般の方の院内への出入りを制限すると言うことが望ましいわけです。ただ、終末期と考えられる方への面会を制限するということは人道的配慮に欠けると指摘されても仕方がないので、各病院対策にはご苦労されていることと思います。オンラインの面会を取り入れたり、少人数ずつ短時間で実施してもらったり、各所で工夫されているのが実態でしょう。患者さんとそのご家族にできるだけ配慮された仕組みが作られていくと良いのですが・・・。私の携わっている在宅診療も少なからぬ影響を受けているように思います。入院すると面会が困難となるので、と言うフレーズで治療へのアプローチが若干変わったりすることも増えているように感じています。一概に良いとか悪いとかの問題ではないのですけど・・・。

 

ワクチン効果

4月12日 火曜日

このところ朝は感染症のデータベースへの報告作業が続いています。なかなか気を抜けない現状です。さて、最近ワクチン接種の予防効果が弱いのではないかという話も聞かれることがあると思います。実際に去年のワクチンの時と比べて、3回目接種実績が若干伸び悩んでいるという状況もあるようです。私たち医療従事者あるいは世にエッセンシャルワーカーと呼ばれる仕事に従事している方達にとって、感染をするということは死活問題でもあります。最近publishされた論文でその効果を再確認することができます。

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2201821?query=TOC

 

デルタ株流行期で86%、オミクロン株の時でも60%の感染予防効果を確認しています。

 

mRNAワクチンがどのように作用するのかという面白いアニメのビデオが紹介されています。免疫担当の三銃士:①dendritic cells ②B-cells ③Helper T-cells ④Cytotoxic T-cells ・・・四銃士か。頼もしい細胞たちです。免疫学面白いな〜

TOPへ