7月15日 水曜日

先日、ESG経営という言葉を聞きました。この概念今まで知らなかったのですが、Environment-Social-Governanceの略です。これからの企業経営に欠かせないと考えられている考え方です。簡潔にまとめると、環境に対する配慮、人権や社会への配慮あるいは労働環境への配慮、それらを企業ガバナンスの柱に掲げていくということなのでしょうか。ジェンダーや差別問題など、今起きている色々なムーブメントもこの概念に収斂していくのかなと感じています。すでに欧米主要先進国ではアップルなどの企業をはじめとして、これからの企業経営の指針に掲げているそうです。自社に繋がるいくつものサプライチェーンもこの理念を遵守していることが条件になっています。エコバッグに矮小化することなく、環境問題に向き合っていかなければならないという認識を新たにしました。これからの世界はこの問題を避けて通ることができないと思います。そうはいっても温室効果ガス削減・・難しいよねという逃げ口上は今回のコロナ問題で許されなくなったようにも感じます。実際に経済的なロックダウン状況で温室効果ガスは数パーセント減少しているということが誰の目にも明らかになったというわけですから。つまり、やればできるのですが、やろうとすると経済に大ダメージなのでできなかったということなのですね。でもこれに対処できなければ、将来の地球環境や私たちの次の世代に大きな禍根、課題を残すことになります。かつては右肩上がりの成長をどう分けるのか・・ということがドグマであった社会が、損失をどう分担するのか・・ということにすり替わっているのが現状だと思います。認めないといけないのに、認められない症候群ですかねこの現象。実体経済とマネー経済の虚構の間にできてしまった格差を解消することにも繋がるこれからの大きな課題だと思いました・・。あきらめずにやらなくてはいけないことがあるっていうことですニャ (=^ェ^=)