京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ投稿者: tsuyopon

あじさいのうた

6月19日 金曜日 雨

最近にしては珍しくしとしと雨が降っております。6月といえば梅雨、梅雨と言えば紫陽花ですね。あじさい・・昔から知ってるんですけど、それほど華やかな色でもなく、花びらの一つ一つに特徴があるわけでもなく、でも6月と言えば、あじさいなのです。そして、カタツムリ。カタツムリと言えば・・ナメクジを連想するのはあまりにもベタすぎか。むかしはナメクジが進化したらカタツムリになったのかと思っていたのですが、実は逆だって言う話を読んだことがあります。カタツムリが殻を捨てちゃったのが、ナメクジなんだってこと?ホントかウソか知りませんので、良いこのみんな、夏休みの研究課題にしてまた教えて下さいね。そう言えば生物の進化って不思議ですね。不要なものを捨てるのが進化だったり、必要なものをまとうのがそれだったり。はたして我々はどうなのか知らん・・・ボクは、不要なものを捨てるのと、必要なものを身につけるのと、両方あんまり興味がないな(困)。そのまんまでいい・・・これで、いいのだ(by バカボンのパパ)。

そして検索してみました。あじさいのうた・・原由子の曲しか小生には思い浮かばなかったのですけれど、浜省とか、さだまさしさん(あるいはグレープ?)の名曲もあるようです。

なぜだか忘れられない 不思議なメロディー 今でも 心によみがえる 思い出 だんだん好きになって、そして だんだん恋になる 何もかも 忘られなくなってる 雨に唄えば 涙も銀色・・by ハラ坊

あじさい

あじさいって、毒があるんですよ〜。食べちゃだめ! 青酸系の毒らしい・・・子供さんたちに教えてくださいね。

中華麺は使える 

6月17日 水曜日 蒸し暑い

変な題ですが、最近の医学論文のタイトルはこういうのが多いのです。ひと昔前なら・・”◯◯病の何十例を集めた検討”・・みたいなのが多かったのですが、今の流行は(といってももうずいぶん前からですが)”◯◯治療薬は××病の生存期間を△△日延長する”みたいなのですね。題名読んだらある程度内容が分かるっていうようなヤツです。ま、そんなことはどうでも良いのですが、要するに使えるゾ!中華麺ってことですな。知る人ぞ知る、メシ評論家(彼曰く料理勉強家)の大御所であるヤスナリオ氏の受け売りなのですけれど、中華麺・・冷蔵庫に一つあると便利。トマトソースをかけるとパスタにもなるし、もちろんお肉と野菜をまぜて炒めると日本の代表的ジャンクフード”やきそば”に早変わり。何よりも、袋から取出してゆでずにそのままフライパンに投入できるという奥様泣かせの(良い意味で)一品なのですね。ヤスさんのおすすめのもう一つは、そうめん!これまたお鍋に直接投入しても問題なく食べられるという、一手間要らずの逸品です。あ〜メンメン!アメリカ人はこいつのことを確かegg noodleとか呼んでたっけ。ヤキソバって言わんかい!

ラーメンマン

この辺りのスーパーではかならず置いてる”つねよし”の中華麺。おいしいよ(筆者と製造元は何のつながりもございません・・・)

本日のひとこと

6月15日 月曜日 晴れ

う〜ん、あんまり雨が降らないな〜‥… 梅雨って言うのに。この週末はクルマで懐かしの場所巡りをしてきました。そのときに食べたラーメンが・・・始めはアッサリだったのですが、奥さんが帰ってから胃・マッタリになってしまい大変な事に・・。しかしながら、懐かしの場所って行ってみると、こんな狭い道だったかしらん・・っていうこと多いですよね。昔はちっちゃな背丈だったから、間尺も小っちゃなものだったのかな。とまれ、懐かしい懐かしい週末の一日、楽しかったな〜。

究極

いやいや・・究極の選択って言うやつなのですが。手術はヘタクソだけど思いやりのある医者と、技術は良いんだけど非情な医者、どっちを選びますか?・・っていうような陳腐な選択肢、目にする事ありますよね。あれ、みなさんどう思われますか?ボクなら・・・no choiceで前者ですね(キッパリ)。何でかって?う〜ん、説明するのは難しいです。技術は磨けば何とかなるけど、思いやりや優しさって努力してなんとかするようなものではないですよね。手術や検査や採血はとっても大事なのだけれど、それよりもまずは大事にして欲しいな〜っていうことがあります。もちろんそれは程度問題でもあるし、同時に両方十分に満たしている医療者を育てて行かねばなりません、当たり前だなそんなこと。病気ってそもそも医者がなんとかできる領域は非常に限られていると思うのですよね。こんなこと、医院のブログに書いていいのかしら・・・。たぶんダメです、いや絶対ダメだな。こんな私でよろしければ、皆さん見捨てずに受診して下さいね。

ボクなら、自分の事を、one of themとしてしか取り合ってくれないヒトよりも、何か失敗されても、心のある人に診てもらえるのを選ぶな・・って思います。結果がすべてということよりもそのプロセスとか、動機付けを大事にしたいなと思います。何か、良くわからないブログになってしまいました。でもって〆の一言は・・どうでも良い経済政策を争点にした選挙に一票を入れさせてくれなくても良いから、自分の子や孫の将来に関わる事柄に一票入れさせてくれよ〜っていうことなのです、ハイ。

This is what the economy looks like….

6月12日 蒸し暑い一日

眼鏡も曇る・・蒸し暑い一日であった。私のフォローしている経済学者さんとかはおしなべて、現在の経済志向に慎重論者ばっかなのだが、これは如何なものだろうか。何度も当ブログに載せたような気がするのだが、外科医の性格上、常に最悪の事態を想定することが習慣的になっている頭の中。外科医だけでなく医師は概ねそういう思考回路を有しているのではなかろうか。だって、患者さんにとある治療法を施したと・・それはしかも自分が考えうる最善の策である。だけれども、それが奏功しなかった場合にはどうなるのだろうか?それがないと不安で夜も眠れなくなるのだ・・・次なる一手とは何なのか。外科手術とかだけではなく、開業医の日常診療でもこんなことは常に頭を巡り巡っている思考回路である。このお薬がダメだった時にはこうしよう・・・ってね。それが経済学者や政治家にあるのかないのか・・。そう考えると、◯◯を実施すれば経済は回ります!景気は必ず良くなります!とか言って演説ぶっている人のお話しを聴くと、おおっそれは良いな、でも旨くいかなかった時にはどうするの?って聴きたくなるのです・・小生は。最善の策よりも次善の策のほうが大事かなと・・・。そもそも次善の策があるのかないのか?次善策など考える必要がないほどこの案はすばらしいっていうことなのでしょうけれど、神様でもあるまいし・・・。引き出したくさん用意しておきましょうよ。

イルカの絵

どこからどうみても・・・①男性と女性の絵 なのか ②イルカの群れ なのか

同じものをみても人それぞれなのだなあ・・・

な〜んて暢気な事をおもっていると、ニュースでは「家賃滞納の果ての強制退去の日に、実の娘を・・・」っていう話題。社会福祉に少なからず関わっている我々にも非常に重く響いてくるテーマであった。患者さんの訴えだけに留まらず、普段の生活状況や居住環境など嫌でも連想させられるような瞬間はあるわけで、それを皆が自分たちの業務内容だけに拘泥する事なく、思いを巡らせる事で思わぬ連携が広がって行って救われる人がいる・・そういう状況は確かにあるのだと思います。そんな思いやりのある人間を、教育は、行政は育てて行かなくてはいけないのだろうと思います。

週末のお勉強

6月8日 月曜日 くもり

週末のご報告・・・

土曜日は在宅医療のお勉強会に出席した。福井県名田庄村の診療所の先生のご講演を拝聴した。名田庄村というと・・・尊敬している外科の先輩の先生の奥様のご出身の地であったように思う(ちがうかも・・)。その診療所所長の先生はあまりにも有名なのでご存知の方も多いだろう。お話がとっても上手だった。キーワードは2つくらいだったように思う。そう、大事な事はいつも2つか3つくらいなものだ・・。平成ひと桁の頃から診療所を切り盛りしながら、住民の皆さんの健康を守る立場で頑張って来られたわけなので、いまさら小生ごときが何を言えたわけでもないのだが、帰りの車の中で、そのキーワードを反芻しながら色々と考えていた。日曜日は・・・朝から日本創成なんとかっていうグループの発表した内容を聴いた。東京圏の高齢者人口増加に対する対策について、結局は国内の人的リソースだけに頼ることなく、ロボットや海外からの移民を活用する事や、東京圏ではみきれないために、地方への移住を積極的に活用する事等といった提言内容だった。2025年問題は、地方よりも大都市圏でより顕在化するようである。近い将来、お金もマンパワーもいよいよ不足するようである。厚生労働省は医療費削減に本腰を入れ始める事であろう。限られたお金を有効に使わなくてはいけない・・至極当たり前のこのこと、実際はそう簡単ではないのだ。ことは医療だけにとどまらない、国家安全保障の問題、災害対策、電力問題・・我々の将来に待ち受ける深刻な問題には枚挙にいとまがない。自分たちの困っている課題と、他人の困っている課題のどちらに優先度が高くて、緊急度が求められているのか・・利己的な判断ではなく、利他的な考え方をとって行かねばならない、より一層成熟した物事の考え方を求められているような気がする。情けは人の為ならず・・・

 

 

ありがとう・・その一言をいうのがなかなか難しい、けどとっても大切・・・っていうのも講演の一つのテーマでありました。小生もひどく苦手なことなのだな、感謝を素直に表現するっていう事・・・今やろうが大切なのです。明日やろうはバカヤローなんだよっ!!

あまがえるとキヨシロー

6月3日 久しぶりの雨

畑の水やりに忙しかった皆さんもようやく一息ついておられる事でしょう。クリニックの裏の田んぼは変わらずカエルの大合唱です。けれど、今年はアマガエルの姿をあんまり見かけないような気がします。ま、いまのところ・・・なのかも知れませんが、梅雨になるとたくさん出てくるのだったかな?毎年の事なのだけれど、どうだったかな・・忘れてしまうっていうことがよくあるのです、最近。一つの事に集中していると、まったくとんちんかんなことをしてしまっていたり・・だから診察中も患者さんに、同じ事何回も聞いたりしてしまいます。??おかしいな、さっき言った筈なのにっていう反応をされてしまう事がよくあるのです。その理由、一応弁解をしておきますと・・・まずは問診票を眺め、頭の中にいくつかの病気が並びます。それらを診察と実際にお話を伺いながら、一つ一つ消去(あるいは選択)していく作業に取りかかるのですが、頭の中で患者さんの仰る事を自然に取捨選択しているので、その時にはインプットされないのです。そして後からその情報が必要になった時に再び同じ事を質問しているというわけですね、ハイ。ま、理由になっているのか、なっていないのか、わけ分からないと思いますが(私の頭の中ではもっともな理由なのです)。でも、我ながら自分でもよく物事を忘れる事があるなと反省しています。

お気に入りのRCのナンバーを発見。むっかしから・・コンサートの導入のときにやっていた曲なのですが、そのまんまだった。ついでにメンバーも全くかわっていない・・・背広を着たホーンセクションのおっちゃんとか、カッコいいな。RCをはじめて知ったのは、中学のときで、ちょっと不良のこうぞうクンに教えてもらったのだ。彼はシャイな転校生だったのだけれど、小学校高学年の時には仲が良くってよく遊んでいた。中学になるとだんだん不良グループになじんで行ったのでちょっとずつ疎遠になったのだけど、なぜかある日突然LPをホイって手渡されて・・・。一番好きなナンバーは、” Sweet soul music “です。ご希望の方・・おられましたらCDお貸ししますよ(笑)

おべんきょう会

5月29日 金曜日 晴れ

なかなか雨が降らないこのごろ。畑の水やりが大変であると皆さんが口々に仰っている。日照時間が少なすぎるのも困るのだが、それなりに天の恵みの降水も必要なのだ。何事もほどほどが肝要っていう事だろうか。色々な悩み事を抱えておられる方が来院されるのだが、こちらもすぐにはお答えをする事ができないような問題もしばしば。患者さんのこころに関わる問題は尚の事、そんなに容易に判断できない事もあるのだ。結局のところ色々とお話しして結論らしき結論も出ずに、なんてこともある、時々は・・いやしょっちゅうか。困ったものだな私の実力も

SGLT2

夜は夜とてお勉強会。糖尿病の新規薬剤の知識を吸収に・・・帰ってからはちょっと本読み。今放映されているドラマの原作本に手を出したところ、止まらなくって結局読了。キーワードは”名無しさん” anonymous world・・・・まさに現代社会の抱える闇の部分。思えば深夜営業のコンビニや、匿名のネット社会などのanonymousな生活様式は、この世に多くの問題の背景としてとても暗い陰を落としているような気がしている。やけに目が冴えてきて眠れなくなったので思わずブログ更新・・・。

承認欲求というもの

5月27日 水曜日 晴れ 暑い

人間の性(さが)というものですね・・・。誰かに認めてもらいたいという欲求。”粛々と”というのは今の世の中の一種の流行語のようになっているのですけれど、人生それこそ粛々と生きて行ければ良いのだけれど、そうはいかないのが人間の性。自分はこれだけやっているのに・・・こんなに強い思いを持ってやっているのに・・・。あるいは、これだけやってるのだから、もっと認められてもしかるべきではないのかなと・・・。2、3年前にとある書物で知ったこの言葉、「承認欲求」っていうやつです。いや誰や彼やを指弾したいわけではなく、自分自身がこの欲求にまさにとらわれているなと思いました。いまだにとらわれているのかもしれません。みんなそれだけ頑張っているのだもの・・だれかに認めて欲しいって思うのが人間っていうものですよね。でも本当は、そんな利己的なしがらみから開放されて、利他的に生きる事ができればなんとすばらしいことでしょうか。

今日は午前中の外来診察の後、往診の旅に出ました。在宅医療で色々な人々が演じている役割・・・。そのほとんどは誰にも気にも留められず、讃えられもせず、ただひたすら目の前にあることを淡々とこなしていかざるを得ない・・そんな出来事の連続で成り立っているなと思いました。でも時々帰り際に、患者さんのおられないところで、ご自分の心の葛藤や、納得いかない事など色々と吐露される事があります。そんなことどもをお聞きすると、在宅医療の深〜い闇の部分を感ずるのであります。2025年問題だとか、病床がないから在宅だとか、そんな数の論理で埋め尽くせない大きなものを感ずる瞬間があります。

今日は・・画像の挿入はありませぬ m(  )m  ただひたすら・・・すこし考え込んでおります、小生。

とか偉そうな事言いながら、きのう忘れてたんだ・・・ひとつ大切な事。すみません◯◯さん だめだな・・こんないい加減な事では(ヤレヤレ)。

ブラックボックスを操る職業

5月25日 日曜日 晴れ

暑かった・・・けどお家の中は寒い、っていう日が続いている。往診のお宅も、つい最近コタツをしまわれたっていうのが少なくないのだ。小生もじつは、この2週間以内で暖房っていうスイッチを入れた事が‥‥‥ ある。

そういう環境なわけで・・おそとが暑くてもおうちの中が寒いっていうことがまかりとおるこの季節。不思議だなあ・・・

娘の理科の試験課題につきあっていた。「ブラックボックスを操る職業はどれか?」という問い。ブラックボックスを操るというのはつまり、何かのインプットと、それから出てくる結果の因果がよくわからないということなのである。そこでその問題の選択肢の(3)番目に・・「医師」というのがあった。お父さんの仕事、ブラックボックスな〜ん?という娘の問いかけに、はたと困ってしまった私。ブラックボックスではないというのはすなわち、何かをインプットすると、それに呼応して結果がこれこれと予測できるって言う事なのかな?と考えると、医師は患者さんの症状とその結果の因果について、熟知していてしかるべきなのかなと・・も思うのであるが、私の頭は即座に・・・No!!! 現実はそんなに単純なものではないなと思ったのであります。良くわからない事だらけの臨床・・困ったものだな(泣)。まあそんなのは小生だけの戯言なのでしょうけれどね。

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アメリカウォッチャーの小生として、現在目を離せないのは・・・そう、大統領選挙であります。YouTubeをみるにつけて、そのディベートで両者に投げかけられた質問。イラク戦争が始まった時期に、自分が大統領だったとして、その戦争に参加していたか否か?。ヒラリーは、自分の行った賛成論は誤っていたと答え、共和党対抗馬のジェフブッシュは、いったん自分が大統領なら、兄と同じくやっていただろうと答えたと。でもその後、それを訂正しているという現状(オバマさんは明確に反対して当選したのですけれど)。ジェフブッシュさんは実のお兄さんの始めた戦争を否定するのはさすがに難しいだろうと思ったりもするのですけれど・・アメリカでさえも、こんな赤裸々な話が行われているというのに、翻って我が国ではそのような問題提起すらなされていないという現実・・・。そんなで良いのかしら。

耳のしわはいけない

5月19日 火曜日 雨のち晴れ

はい、タイトル・・・耳のしわはいけないのであります。医学の世界では”フランク徴候”とも呼ばれるものですが、心臓が悪い患者さんに現れるという、耳たぶにたてにはしるしわの事を言います。

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こんなやつです。人間の身体って不思議ですね。耳たぶと心臓・・・つながっていそうにないのに。

 

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