京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

だれかの代弁者として

10月7日 水曜日

毎回内閣改造のたびに繰り返されるニュース映像・・・呼び出し電話を片手に待ち続ける議員さん。もう決まってるんでしょ、だって周りにカメラマンさん達がたくさん居てはりますやんか。誰が何になったのかっていうことが大げさに取りあげられる一方で、かつてその場にいた人たちが何をしたのかっていう総括が全くないってのもどうかなと・・・。(大臣)”であることとすること”・・・っていう論文を読ませてあげたいな、テレビ局の人達に。でも、本当は政府や国家に何を期待するのか・という事も大事なのだけれど、一個人として何ができるのかっていうことを考えるのも国民としては必要な事なのかなと思ったりする・・というか、本音ではあんまりお国には期待できないと思っているのかもしれない。総医療費40兆円突破とか言われるとやっぱり医師の端くれとしては、できるだけコストをかけずに効率的な医療をって、思ってしまう小生、結構切羽詰まったような意識もあり・・・。患者さんにはあまり直接的には言ってはどうかとも思っているのだが、公的な性格の強い仕事に就いている人間として気を引き締めてやらねば。な〜んて思ったりしています。

syria

やっぱり気になっている”難民問題”。医師の仕事は困っている人を救う事であるからして、難民ってその最たるものだと思っています。ちょっと調べてみると、公の発表では今回のシリア難民は44万人いるとか。国内避難民をあわせるとおそらくその数は100万を下らないのだと思います。今年ドイツは合計80万人の難民を受け入れているらしい・・ちょっと天文学的数字で(京都市の人口の半分くらいですか??)想像できない。フランスは2万4千人でイギリスは1万人。アメリカは昔から平均毎年1万人の難民を受け入れているらしい。でも、そもそもシリア難民の5分の4はパキスタンや、アフリカ諸国などに流れ込んでいるらしい・・・。翻って我が国の難民認定数・・・11人。逆天文学的数字で・・・言葉もない感じ。これで国連常任理事国って言われても、推薦される訳がないと思う小生はおそらく反愛国者なのでしょうね …orz だって、UNHCRの難民に関する批准国として、ボランティア精神とかっていうシロモノではなく、それは義務なのですもの。

この頃は、そんなこと考えているのではありますけど、非力な自分にできる事は、せいぜいごくごく身近におられる、困っている人達に解決の手がかりを差し延べてあげる事だと思っていますので・・・ま、やれることをやろうかなと思っています。なんでこんなこと考えたのかというと・・・介護保険認定のための意見書の作成依頼を受けるのですが、それこそご本人からの切実な訴えを耳にしたからなのであります。

同年代の人々

10月5日 月曜日 晴れてたかな(?)

ほんと1週間早いですね。

最近本屋さんに並んでいるものの中で、同年代の作家や著者のものが気になります。どうしてかというと・・やっぱり人間、環境に左右されたり影響されたり、感化されたりする訳で。ならば同年代を生きてる人たちは、すべからく自分と同じ出来事を経験しながら生きてきた訳なので、同年代の人たちが何をどう考えているのかっていうのが気になるのです。幾つか読んでみたのですが、心に残っている作品は・・・

『小さいおうち』の中島京子さんとか、『俺俺』の星野智幸さんとか・・お二人とも若干年上なのですけど、彼らのエッセイを読んでみても、共感する部分が多いなと思います。それから、ついこの間(といっても、もう半年前くらいになりますが)、書店でたまたま手にした『断片的なものの社会学』の岸政彦さんはまんま同い年のようですが、この著作にはいたく感銘を受けました。ものすご〜く細やかなのだけれど、結構大胆だったりする語り口に、静か〜に感動しました。何せ、道ばたに転がっている石にもそのものの心を見いだすような人ですので・・・。

ちなみに、私と同じ年に生まれた有名人ってこんな感じです。

草野満代 森脇健児 坂井泉水 堀ちえみ ロベルトバッジョ ベニチオデルトロ 伊藤つかさ 三浦知良 角田光代 鈴木大地 小比類巻かほる 坂本冬美 大西順子 ゴルゴ松本 西村由紀江 武田修宏 ノエルギャラガー 坂上忍 山田花子 ニコールキッドマン 南野陽子 とよた真帆 沢村一樹 北斗晶 安尾信乃助 中山秀征 本田美奈子 吉田ヒロ 天海祐希 東野幸治 松村邦洋 清原和博 岡田有希子 田中美奈子 井原正巳 緒形直人 叶美香 齊藤こず恵 青田典子 アルシンド ジュリアロバーツ 伊集院光 ボリスベッカー 原田知世 蓮舫 有森也実 保阪尚希 織田裕二 江口洋介

すみれ

週末に居残り仕事をしていると、何やら表で騒動が・・・来年公開の映画のロケだそうです。「どうぞ、どうぞ」って場所を提供したのですけれど・・・なんや、うちの敷地、単なる車置き場とモノ置き場にしてはりますやんか! でもでも、ちっちゃ〜なお顔の美人さんがだれかと思いきや、「すみれさん」でしたぞよ(とか言いながら、すみれさんって誰だか知らなかったのですけれどね、上の写真で探してみて下さいな)。うちは写らないだろうけれど、ちょっとだけ楽しみだな。

– 手をつないで帰ろうよ –

見に行こ。

Drothy & Al

9月28日 月曜日 晴れ スーパームーン(?)らしい今夜

スーパームーンってなんだ。とっても大きくお月さんが見えるよるらしい・・それが今夜だと。外に出てみたけれど、残念ながらおぼろ月夜(にもほどがある)。確かに今朝早朝に西に向けて車を走らせている時にはやたらとまんまるで大きめのお月様が目の前に見えていた。夜空を眺めながら、堀江敏幸編の短編集に目を写す。アメリカに暮らすユダヤやインドの人を描いた短編集を昨日購入。秋の夜長に最適な素材ですな・・。異国で暮らす移民だったり、2世だったりの心細さに付いては小生もすこし理解できる所があります。渡米してまもなく(結構経ってからだったかもしれないが)、アメリカの田舎料理レストランで、たまたま隣り合わせに座った老夫婦のドロシーとアルに声をかけられたのだ。異国に暮らす外国人というものは、現地の人々との交流を得ることにより、何か認められたような気がして非常に安堵するのであります。その後、私の家族と彼らとの交流が始まり、クリスマスの会にお呼ばれしたり、お宅に招待されたり。ドロシーは家系を著書に記すというような文才のある女性、夫のアルはいつもニコニコ傍でドロシーを眺めている好々爺、心臓手術をうけた後はすこし衰えたようでもあるがユーモアのある語り口や、結構お上手な玉突きの技術に驚かされたり。スパイ作家のジョン・ル・カレの作品について、意気投合して語り合った事が思い出される。息子がちょうど好奇心おう盛なやんちゃ盛りで、本当に良い経験をさせて頂いたと思っている。自分たちで自宅の周りの木々を刈り込んだり、室内のエアコンディショニングの配管に断熱材を巻いたり、小ぢんまりとしたお宅ではあったが、丁寧に一日一日を生きておられるのだなと・・そんな事が伝わってくるようなたたずまいであった。翻って私自身、巷のレストランで食べている外国からの移民風の家族に、そんなに気軽に声をかけてあげる事ができるだろうかと、ふと考えてみた。できないな、多分・・・。

Dorothy & Al… いま頃どうしているのだろう。当地を離れる間際にAlに差し上げたダウンジャケット・・・酷寒のミネソタの外気をも何ともしない頼れる上着だったけれど・・・こんなの着た事無いよって言いながら袖を通してくれていたのが思い出される。きっと、なんでこんな移民風の外国人がこんな高価な(我々の感覚からするとさほどでもないのですけれど)もの着てんだ・・・??って思ってたのだろな。昔の事、思い出してちょっとホロリ。

MN downtown

積極的平和主義っていうのを選択した(らしい)我々は、これまで以上に国際紛争の場にこれから出て行こうって言うことになるのだと思う。紛争の場に出るってことは、その事によって同時に発生する難民の救済にもこれまで以上に関わっていかなくてはいけなくなるって事(世界の通念として常識的に)なのだけれど、そんな覚悟果たしてあるのかな・・私たちに。そこんとこ、な〜んもわかってないような気がする・・・。

過ごしやすく便利な社会を喜んではいけない

9月24日 木曜日 雨

夏休みのあとのお恵みのような連休も終わって今日は朝から雨だった。まあけだるい休み明けはこのくらいの天気がちょうど良いのかもしれない。まずは連休の小生の行動を振り返ってみると・・・あまり大きな出来事もなくのんびり過ごしていたかな。一日は森山良子さんのコンサートに行ってきたのだが、御年まもなく70歳とは思えない声の張りと軽妙なトークにあっという間の3時間弱であった。皆さん楽しみにしていた”ざわわ”もし〜んと静まり張りつめた空気の中で心に染み入るように響いてきた。あらためて歌の持つ表現力を再認識した夜(正確には昼)であった。大げさに言うと国論を二分するような議論の行われた週が明けて、個人的に若干なりとも注視していた小生としては、ぽか〜んとしたどことなく落ち着かない気分だったのだが、十分な重しとして機能してくれたコンサートでした。よかったです(まる)

さとうきび畑

さとうきび畑ってこんななのかな・・・

たまたま手に取った本がとってもおもしろかったのですが・・『捕食者なき世界』っていう、ウィリアム・ソウルゼンバーグというジャーナリストがまとめた著書で、内容は自然界で頂点捕食者たる存在が絶滅すると何が引き起こされるのかという話。北米大陸のオオカミだったり、インドのユキヒョウだったりという食物連鎖の頂点に君臨する王者が駆逐された後に引き起こされた事柄についての物語です。なんとな〜くは耳にしていた事なのですけれど、その議論の歴史は比較的最近にまで続いており、最近ではイエローストーンにオオカミを復活させて自然界の秩序を取り戻すプロジェクトに結実したりしているようです。果ては、北米大陸にマンモスの代わりのゾウを復活させるような案も浮上しているのだとか・・・二足歩行の人類が活躍する時期にすでに大型動物の捕獲が始まっており、自然界のゆがみはそのころ既に始まりをみていたのだというのが、積極支持論者の見解のようです。我々の身に危険を及ぼすからという、一見単純でわかりやすく賛意の得られ易い論理で動き出した危険動物の捕獲と絶滅ですが、失ってから初めて分かる自然界のゆがみについては、あたかも失った手足に幻覚として生ずる幻肢痛のようである、とのまとめにはただただ唸ってしまいました。そうしたほうが生き易いからと言って、怖い敵を単純に抹殺してしまってもダメなのですね。同様に(?)、ただひたすら技術革新を追い求め続けても、ある部分は確かに便利になるのかもしれませんが、便利になった分人手が要らなくなると。人手が要らないという事はすなわち雇用の機会が喪失されるという事になる訳でして・・現代社会、そこそこでええやんかという考えとかも結構重要なのかもしれないな。すなわち世の中のシステムなどというものは所詮ある程度面倒で、回りくどい部分があって、無駄だなあと思われるところがあってちょうど良いのかもな・・・などと、いつものネガティブ思考(自分ではさほどネガティブとは考えていないのだが)で締めくくってしまう小生でございました、チャンチャン。

成長か成熟か

9月21日 月曜日(敬老の日)晴れ

なんだかよくわからないシルバーウィークというお休みである。してから今日は敬老の日・・なるほどだからシルバーなのか、とも思ったがたぶんそれは違うのだろう。新聞によると日本の人口1.2億人のうちで65歳以上が26.7%に達したという。80歳以上は7.9%で、女性は10人に1人が80歳以上らしい。これから人口は減少フェーズを続けるため、内閣府の高齢社会白書によると2050年には総人口1億人を割り込み、2060年には9000万人となり、なんとその頃には2.5人に1人が高齢者となるらしい。今更ながらだが、グラフをみるとちょっと衝撃的ですらある。成長社会から成熟社会へということを唱えている人たちの意見には十分に耳を傾けるべき点が多いことに気付かされる。かつてのような右肩上がりの経済を今後再び望むのはかなり非現実的であると思う。おそらく市場経済はそのことに気付いているのだ。だから、自ずとその目は世界に、これから発展を迎える国々に向かうことになる。どうやらグローバル経済というのは、その耳障りの良さから想像されるような、格好の良い社会というばかりではなさそうだ。どこを切っても金太郎・・・のような同じような顔つきの店や街で国内を埋め尽くしたら、ささとお店を畳んで次の場所に向かう。そしてそれは発展途上の国々と言うことになる。食い尽くされた街は見放されて、世界のどこかの街が新たな標的とされていく。一見次々に場所を変えて耕作されていく、焼き畑農業という手法とだぶって見えるのだが、食い尽くされた街にはもう復元力は残されていない・・・大げさにすぎるかな。こう書くと将来に悲観的な人間の嘆きように聞こえるかもしれないが、実は10年後、20年後の社会がどうなっているのか楽しみにしている。街を歩いていると、何となく嫌なシーンや状況に出くわすことは多いがもちろんその反対のこともある。賢者の知恵や善い行いの総和はいつの時代もおそらく変わらないものだと思っている。そう、世の中捨てたものではない(はず)のだ。

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のんびり自転車で街を走りながら色々と考えごとをした一日がそのまま過ぎていった。

効かないのかことしのやつ!?

9月16日 水曜日 曇り時々あめ

この時期、インフルエンザワクチンは効果なしとの記事が新聞に載るのが恒例だそうです。ことしもやはり『乳児/中学生に予防効果なし』との記事が踊ったそうな。確かに去年は、元来効くはずのA型インフルエンザに対する効果が弱かったというのが一般の評価のようではあります。さらにB型に対する有効性は懐疑的な意見も多いようです。今回の記事の元ネタとなった論文は、慶応大学のSugatani先生のものですが、2013/14年のワクチンを対象にしておられますので、いわば2シーズン前のワクチンの評価となる訳です。全体の有効率は46%とのことで、まあ概ね半分くらいには効果があったということになりますが、これは一般的なインフルエンザワクチンの奏功率と比較して劣るものではないようです。特に2009年に流行した新型インフルエンザの効果は77%ということですから、これは一定の効果と評価して良いものだと思われます。逆に、他の型、特にB型に対してはかなりその効果は乏しかったようですので、冒頭の記事の見出しも宜なるかなという気もいたします。しかしながら、年齢別の検討を見てみますと、確かに乳児や13−15歳のグループに対しては効果が乏しいように思われるのですが、入院を必要としなかった重症化予防という観点ではその効果は認められるようではありますし、効果の乏しい原因に、この2グループではそもそも新型ウイルスの罹患率が著しく低かったという事もその一因のような気がします。いずれにしても、大きな見出しで『ワクチンの効果なし』と断罪されるような論文ではないように思われ〼・・・・。でも・・今年のヤツ、3価(3種類のウイルスタイプに有効なもの)から4価に変更となっているので、値上がりしちゃっています。故に・・どういう事に帰結するのかお分かりですよね(泣)。

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ヤア!ヤア!ヤア! ビートルズ、もとい・・・マイナンバーがやって来る(^ ^)⇒⇒ただいまどのようなものになりそうなのか・・・勉強中デス

今夜は長〜い一日になりそうですね。私は早々に休みますけど・・

日常と非日常な出来事

9月15日 火曜日 晴れ(明日から雨?)

今日のニュースではとても印象的な場面があった。川の氾濫で大変な事に遭われた住民の方が、被災後数日経って、単に電力が復帰して部屋の明かりが灯ったことに、号泣しておられた。こんな不幸な事にかこつけてお話しするような事ではないのだが、小生も数年前に左足を骨折して手術を受けた翌日に、心配していた用足しに自力で行けたこと・・ひたすら嬉しくってウルウルしていたことを思い出した。予期せぬ災難に遭遇した時に、人はうろたえるものであります。そして、ただただ・・それまでのありふれた日常に感謝をするのです。

 

 

国会前はひそかに大変な事になっているようです。ひとそれぞれ思いはあると思います。民主主義とは国民の不断の努力でもって維持されるのです。賛成反対色々それなりに意見はあるのでしょうけれど、皆がそれぞれの思いを自由に言う事ができる社会というものだけは、これから先も維持していかねば、ねば。

どうでもよい話

9月9日 水曜日 台風どうなった・・・

ま、タイトルにあらためて記すまでもなく、いつもどうでも良い話で埋め尽くされているのですけど。今日は本の見た目のお話です。まずは本屋さんから。最近の本屋さんは色々な形態があります。ただひたすらジャンル別にずら〜っと並べているお店がオーソドックスなのですけど。個人的に好きなのは、作者毎に並べられていて、各出版社の作品が入り乱れて並べられているやつです。そうすると、好みの著者、注目している著者の作品が一瞥の元に目に入りますので便利!さらに書店によっては経営者の好みなのか、一定の傾向のある作品が(特にある種のイデオロギッシュな傾向であったりする場合)陳列されているような場合には、ちょっと尻込みしてしまう場合が多いですね。あと、最近の大型ショッピング施設などに入っている書店では、併設カフェや、ゆったりとしたソファを配置したような所もあって、色々と工夫がされているのだなあと思って見たりしています。次に本の見た目。お値段の関係で、やはり単行本よりも文庫本を購入する事が多いのですけど、各出版社毎に装丁に特徴があるのですよね。むか〜しの岩波文庫は、味気ない茶色の表紙の上にうすいセロファンのような紙がしつらえてあって、見た目はかっこ良いのですけど、読んでいる最中にはそのセロファンが気になってしょうがないのですね。新潮文庫はご存知のようにしおりの紐が備えてあってとっても便利。講談社文庫と幻冬舎は好きな作家のラインナップが充実している事もあって、立ち読み率は高いですね。あと、文春文庫はつるつるとした手触りで光沢があってジャケ買い率ナンバーワンです。それから残念なのは、たまに文庫本を購入すると、ページの角がなんとな〜くひっついていて、ピリピリピリってはがさないといけないヤツ。でもそのピリピリピリが快感だったりする・・・。うん、まったくもってどうでも良いな、このネタ。

SSN

これ、今話題になってるマイナンバーのアメリカ版? いわゆるソーシャルセキュリティーナンバーのカードですね。実際にはぺらんぺらんの紙で、それこそ周りは切り取り線で切りましたよ・・的なぷつぷつのあるヤツでしたよ。ICチップを埋め込んで、持ち歩いて、お買い物の際に提示してとか・・・ちょっと想像できないな。ま、今小出しにされている情報はアドバルーン的に皆の反応を伺う観測気球なのでしょうけれど。ボクはやだな、年金も口座も毎日買っている日用品も、病気で受診した内容も・・・ぜ〜んぶ調べようと思えば調べられるって言う状況。こういうの丸裸にされているっていうんじゃないでしょうかね。

壮大なごっこ

9月7日 月曜日 雨

収穫を控えた金麦畑・・・驟雨がしとしと(っていうかザーザー)。いつやるか・・・今でしょ  ってやってしまわれた畑も見られますし、大部分の畑はまだそのまんまで。稲は刈るだけで終わりではなく、干すとかいろいろな作業があるのだと思うので、おそらく農家の皆様はこのところの空模様にヤキモキされているのでしょう。

沢田

奥さんと娘がそれぞれお気に入りのコンサートに行ってきたらしく、週末はその話題を楽しく聞かせてもらいました。コンサートと言えば、小生は・・ほんの3年前に、病院のお休みをもらって独りで大阪の難波ハッチっていうところで開催されたとある、ドイツ出身ミュージシャンの(ギタリストです)コンサートに向ったのですが、途中で中国自動車道の交通事故に巻き込まれて、無念・・・高速出口に到着したのが翌日っていう苦い思い出がございます。

ツイッターのTLに津田大介さんが、『今の日本。何かタガが外れているなと・・』っていうつぶやき。確かにな・・

もっとも言葉を大切にするべき小説家がとっても汚い日本語を仰っていたり、国民の生活にとても大きな影響を及ぼすかもしれない立法に、法的裏付けが必要のない事だと、内閣の要職の方が仰っていたり、一旦やめるって言ったはずの人がそうでなかったり・・・あげくの果てにはオリンピックのエンブレム・・・テレビの番組では過去のアスリートが、エンブレムには特に思い入れなどなくって、要は五輪のマークさえあれば・・・みたいな発言をなさっていましたが、エンブレムなんて別に世界の人々が気にしている訳でもなく、どうでも良いですよね。ボクもあんまし、いままでのオリンピックのエンブレムをそれほど意識した事はないと思う。なんでそんなことにみんなムキになっているのか・・・エンブレムにそんなに価値を植え付けているのはどこの誰なのか?一旦決めたエンブレムにはやれ登録商標だとか、何だとか色々難しい事が絡み付いているようだ    別にあってもなくても、だ〜れも困らないような事に、みんなお熱を入れあげているって・・・そんでもってそこには何がしかのお金が動いている(のだろう)。壮大な”ごっこ”ですな、コレ。ごっこに勤しむ時間があるのなら・・・はやくやろうよ、仮設住宅の解消・・・・ふつうみんな怒るよね、何年もプレハブ住まいって言われたら。

この週末は小川糸さんの『食堂かたつむり』読了。それからそれから、新装BAL内の復活丸善で檸檬ノートをもらった・・ごくごく普通のなんにもない週末(as usual)・・・でした。

日本と世界の落差

9月3日 木曜日 くもり

今日は医大の学生さんと看護大学の学生さんをお迎えして見学実習をして頂きました。おそらく地域医療の学習という枠なのだと思います。来て頂いたのは良いのですが、診療も結構忙しくってあまりきちんとしたお相手ができませんでした・・・。申し訳ないことでございます。今日来て頂いた医大の学生さんは、事前の資料を拝見していると何とな〜く、自分が研修医だった頃にお世話になった先生のお名前によく似ているようだなと思っていたのですが、やはりやはりそうでした。研修医の頃にお世話になった先生のご子息だったのです!とてもイケメンの好青年で、たいそう感心しました。最近こういう事がしばしばあるのですが、それだけ自分も年取ったってことですね。あんまりお父様のお話ばかりするのも面白くないだろうなと思って控えておいたつもりなのですが、ついつい・・・という展開でした。あまり得るものはない一日だったかもしれません、ご勘弁を。でもこういうことってとっても嬉しいものです。来年も学生さん達、来てね。

the sun

イギリスのタブロイド紙でも一面で取りあげられていました。シリアからの難民は相当ひどい状況に置かれているようです。欧州に衝撃が走ったこの一連の写真報道ですが、かなりショッキングです。戦争で犠牲になるのはいつも子供たち・・・。毎日のらりくらりの国会審議をしているのなら、日本も難民受け入れなどの緊急動議など出せないものなのでしょうかね・・。それこそ国連常任理事国にノミネートされたいのならば、こういう時こそ本当に人道支援を行えば良いのに・・・。いつまでも某覇権国に追従していれば安心って言う時代はとうに過ぎ去ったと思うのだけれど。アメリカ暮らしをしていた時に、一番日本との違いを感じたのは、新聞の一面でしたね。あちらの新聞は何か海外で重大な事案が発生するとそれが必ず一面トップでした。たといその出来事が当地から近くとも遠くとも。日本の新聞で海外の事件の一面って言えば911くらいのものではないでしょうか。つくづく内弁慶な日本人だなって、その当時はよく感じたものです。われわれ一市民に何ができるという訳でもないのですが、世界の片隅で明日を生きるためにその時、命をかけている3歳の子供がいるっていうこと・・・心の片隅に置いておきたいものですね。

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